第二章 十三話—「色欲」は花 「悪食」は種 「傲慢」は石 「嫉妬」は泉 「怠惰」は風 「強欲」は土 そして 「憤怒」は森— 一人の女の中で生まれ育まれた原罪は七つの大罪に引き裂かれた・・禁断の果実達の手で・・でも・・果実達が悪いのではない・・全ての始まりは「あの女」なのだ・・・果実達は「あの女」から生まれた大きな罪を七つに裂き浄化しようと考えた・・・しかし・・その思いは逆に人々を苦しめるものとなってしまった・・第二章 『ばらまき』 完