▽ 零『それが、覇王と呼ばれたお前の末路なんか、豊臣秀吉』雨が降る。体の体温を浚っていく冷たい雨が降る。秀吉は目を瞑ったまま、わしの問いに答えようとせんかった。『……終いやな』灰色一色の空を仰ぎ見て、わしは言った。雨が頬を流れた。それは悲しみの雨か、冷たい雨かは、わしだけしか知らん。▽