二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ボカロ曲【アンチ×パラジ】 ( No.30 )
- 日時: 2011/08/16 10:13
- 名前: 修羅 ◆SJ8PpDG6oE (ID: zLrRR1P.)
第01章(ここからどんどん変な文章になります)
レンが消えてから数日後、
鏡穏憐の死因は事故ということになった。
隣はいろいろ訴えてみたが、中3が口にする言葉など
信じてはくれなかった。
それからだ。隣が変わりはじめたのは。
「めん・・・ね ごめんね・・・ごめんね・・・・
私がもっと・・・ちゃんとしてたら・・・憐はこんな・・
ことには・・・っう・・・」
いつまでも隣の涙は止まってはくれない。
憐が死んだことになってから、一週間が経っていた。
隣はずっと学校を休みっぱなしで、一人部屋の隅で
泣いていた。
隣はその後、なんとか一人で学校に行けるまでに立ち直った。
だが、隣を待っていたのは暖かな学校生活などではない。
「あれ?隣じゃん。やっと来た〜」
友達が優しく迎えてくれたように見えた。
「あ・・・おはよう。待っててくれたの?」
「うん。あんたが来なくて退屈してたんだ〜♪」
そして隣はたちまちクラス全員に囲まれてしまった。
「え・・・?これって?」
ドンッッ!
「っあ!」
隣は誰かに押され、その場に倒れた。
クラスのリーダー的な存在、音琉に無理矢理顔を
あげさせられ、彼女の合図とともに全員が隣を殴り
はじめた。
「やっ!いたっ!やめて・・・痛い・・・あっうっ」
「ど・・・して・・こんなこと・・す、るの?」
「だってさ〜アタシ暇してたんだもん。あんたの弟って
事故死だったらしいけどその前になんか可笑しくなって
たじゃん?あんな気持ち悪い弟の姉はさ〜
もっと気持ち悪いんじゃないかなって思ってさ、
みんなに言ったら超賛成してくれて〜
で、そんな奴はこの世にいなくてもいんじゃない?
みたいな感じでストレス発散の道具になってもらう
ことに決定したんだ〜♪
どう?いい考えでしょ?」
音琉はもともと暇さえあれば誰かをいじめていた。
前まではいじめと言っても音琉とそのとりまきだけだった。
まだ茱も居た頃は助けてくれたりしたからクラス全体までとはいかなかった。
「あ、あとこのクラスだけじゃないから。今はこの学校の
全生徒があんたの敵よ。」
音琉の権力はとてつもないものなのだ。
彼女に逆らった者はどうなるかわからないほど。
だから全校を隣の敵に回すなど簡単なこと。
教師もきっと助けにはきてくれないだろう。
今度は本当に彼女の支えが全て消え失せてしまった。
これから隣は音琉、いや、全ての者を敵に回して生きるのだ。
「っ、ああ・・・うああ・・・」
「あら?悲しくて泣いちゃった?まぁ弟さんが亡くなった
ものね・・・可哀そうに。でも大丈夫!心配しないで!
これからはアタシたちがたくさん遊んであげるから!
ね!みんな!」
「・・・・・・・・・」
「なに?なんか文句あんの?」
音琉がきっと睨むとある男子が
「そうですよね!ねっ音琉様の言う通りッス!」
彼をはじめにクラス全体が音琉の意見に賛成する
「そうだよね・・」
「うん、うん。」
こうしてまた地獄がはじまった。
「はぁ・・・今日も疲れた・・・」
(やっぱり憐の言う通りなのかな?)
「ううん。そんなことないっ!私も頑張らなきゃ!」
その夜のこと。
「あ、そういえば憐のパソコン・・・どうしよっかな・・
私は使わないしって・・・あれ?
電源つけっぱ・・・・・」
隣は隣はちょっとした好奇心で少し憐が見ていた
動画サイトへ行ってみた。
「ふ〜んこのボーカロイドってやっぱり人気なんだ・・
あれ?なんだろこれ?」
彼女はきいてしまった。
「結構いい曲だな〜♪あっそろそろ寝ないと」
『それから一週間後』
隣は負けずに学校へ通っていた。
だが、今日、音琉が言った言葉が彼女の心に深い傷を
つけてしまう・・・
その日も隣はいつもどうりいじめにあっていた。
「てかさぁ・・・弟を救えなかったあんたが悪いんじゃん!
だってもともと弟の憐君は優等生だったしね〜
ま、あんたは何もできないただの馬鹿ってところかしら」
「っ!」
隣は現実を突きつけられ、たえられなくなりその場から
走り去った。
彼女は泣いた。
泣きながら、その日の深夜家を逃げ出して。
走った、走った。あの場所へ。
「っああああああああああああああああ
ごめん・・・ごめんね・・・憐・・・」
その時、隣の近くを一匹の黒猫が通った。