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《修学旅行狂詩曲D.C.　（スクールトリップラプソディー　ダ・カーポ）》
【第５章　覗きは誰だ！？　PART１２】

椿「次は僕たち生徒会組からの報告だ。まずは容疑者だが、２年Ｂ組葉月桜という者があがった。」

ボ「あぁ、飯んとき、ヒメコがケンカしてた奴か。」

丹「葉月さんがおっしゃることには、１人で部屋にいたらしいのですがアリバイがありませんので。」

デ「数発目潰しをしたが、口を開かなかった。」

ヒ「デージーさんもすぐ手ぇ出すねんな。」

椿「君が言っても説得力がないんだが・・・・・・・・。それと男子風呂からの侵入についても検討したがそれは無いことが分かった。」

サ「え？どうして？茂みは繋がってるんでしょ？」

丹「確かにそうですが茂みを通るには湯船の中を通って茂みに入らないといけませんわ。」

デ「しかし、男子側の茂みには濡れた跡も誰かが立ち入った形跡もなかった。」

椿「つまり、笛吹が言った通り、食事会場から外へ出て石垣を登ったという経路が内部犯の通り道だろう。」

キ「私たちも色々聞いて回ったわ。そうしたら、伊達聖士くんが容疑者としてあがったわ。」

ヒ「ダンテが？なんでや？」

サ「夕飯が終わってから何か行動が怪しかったらしくて、事件があったときの明確な目撃情報もないの。」

キ「伊達君は事件があったとき１人で旅館内をウロウロしてたらしいんだけど・・・・・・・」

ス『よくダンテ語を解読できたな。』

ヒ「ダンテ語ってなんやねん！初めて聞いたわ！」

ボ「まぁ、ダンテだから行動が怪しかったりすんのは普通のことにも思うけど、一応容疑者だな。」

丹「怪しいことに変わりありませんからね。」