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《年寄りティーチャー・岩渕権造　PART２》

—キーン、コーン、カーン、コーン—

ヒ「あ〜こういうん何か楽しみやわ〜」

ボ「分かる分かる。４月もこんな感じだよな。色々楽しみでさ・・・・」

ス『小学生か。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・プッ』

ヒ「何やコイツ！腹立つわ！ほんで、コイツのツッコミめっちゃイライラするわ！」

—ガララララ・・・・—

一同「！！！！！！」

岩渕「やぁ、おはよう。今日から一時的に現代社会を担当する岩渕権造（いわぶちごんぞう）じゃ。」

ボ「またえらいのが来たな・・・・・・・だいぶ年いってるぞ・・・・・・」

岩「教師歴５０年の７３歳じゃ。」

ヒ「ちょい待て！普通は６０で終わりちゃうん！？」

岩「いい質問じゃ。ワシは結構人気者での。辞めたくてもあちらこちらから引っ張りだこで辞めれんのじゃ。」

ス『岩渕権造。１９３６年６月２６日生まれ。数々の優等生を世に生み出す有名な社会教科のスペシャリストだ。いまだにその功績が讃えられスカウトがあとをたたない。』

ボ「お前、そんなとこまで網羅してんの？」

ヒ「へぇーそんなすごいじいちゃんなんか？」

ボ「おいおい、じいちゃんなんて言うなよ。先生なんだから。」

ヒ「おぉ・・・・せやったせやった。」

岩「威勢のいい女子じゃ。名前は・・・・・・・・・・・"おにづかいちあい"というのか。」

ヒ「"ひめ"や！一愛で"ひめ"！"おにづかひめ"や！"いちあい"なんて名前あるわけないやろ！」

ス『先生、名簿の名前は漢字表記の上にふりがながふってあります。』

ボ「ナイス、スイッチ！」

岩「いや、分かっているんじゃが字が小さくて見えんのう・・・・・・・」

ヒ「ジジィかっ！！」

ボ「いや、そうだろ。７３歳。十分お年だから・・・・・」

ヒ「そんなん分かっとるけど・・・・・」

岩「うーん。！！そうじゃ。こういう時はルーペを使えば・・・・・」

ヒ「ジジィかっ！！」

岩「ん？ちょっと痰（たん）が・・・・・・・・・・」

ヒ「ジジィかっ！！」

岩「カ———————ッ」

ボ「汚ねぇな！！せめて廊下でやってくれよ！！」

ス『これは先が思いやられるな　　（＊‾▽‾）』

ボ「おまえ、ちょっと楽しんでるだろ！！」