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《年寄りティーチャー・岩渕権造　PART７》

ボ「・・・・先生は何で先生になったの？」

岩「・・・・・・・・・・それには深い理由があってのぉ・・・・・・・」

ス『急に空気が重くなったな。』

ヒ「相当深い理由があったんやろな・・・・」

岩「・・・・・・今で言う高校にワシが通っていたときのことじゃ。その学校のある先生の後姿がワシには輝いて見えとった。そこからじゃ。ワシがその背中を追いかけこの世界に入ったのは・・・・」

ボ・ヒ「普通かっ！！！」

ヒ「なんやってん、さっきの重たい空気！！」

ス『それでその先生とは再会できたんですか？』

岩「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それがのぉ・・・・」

ボ「ダメだったのか・・・・・」

ヒ「そりゃそうやな。世界は広いもんな。せやけどきっと天国から見守ってくれとると思うで？」

岩「先生とは家が隣同士でのぉ。毎日のように会えたんじゃ。」

ボ「何その展開！？すげぇ巡り会わせだな！」

ヒ「せ、せやけど良かったな、会えて。その分今は寂しいやろ？毎日会えてた分。きっと今でも天国から見守ってくれてるはずや。」

岩「？？何を言っておるんじゃ？先生とは今でも毎晩のように杯を交わして折るぞ？」

ボ「生きてんのかよ！！！」

ヒ「なんやねんもう！もう１回言わせてもらうわ！最初のしんみりした空気なんやってん！」

ス『ちょうど今が幸せ真っ盛りのようだな。』

岩「ちなみに今日が先生の１００歳の誕生日じゃ。」

ボ「何そのミラクル！？てか、１００歳でまだ酒飲んでんのかよ！」

ヒ「どんだけ健康やねん！！」