二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: SKETDANCE小説集〔年明け記念!正月特別編を更新!〕 ( No.317 )
日時: 2012/01/10 16:35
名前: カルメ ◆jNa1VXSnOg (ID: 8c89ALUL)

《懸賞の申し子・葉山千紘 PART3》

千「は、話聞いてくれる?」

ボ「あぁ、悪ぃ悪ぃ。んで依頼って何なんだ?俺たちなんでもするぜ?」

千「ありがとう。お願いっていうのはちょっと懸賞部の活動手伝ってくれないかなぁと思って。」

ヒ「懸賞部の手伝い??何すればええんや?そもそも懸賞部の活動自体よぉ分からへんわ。」

ス『懸賞部はその名のとおり懸賞に応募する部活だ。雑誌やネットなどでよくあるだろう?』

ボ「クロスワードとかナンプレとかロジックって奴だろ?」

千「そう。けどそれだけじゃないの。私たち懸賞部には毎月ノルマがあってそのノルマ分の懸賞に応募するのを目標としているの。」

ヒ「へぇ〜。ノルマとかあるんや。」

ス『ちなみに懸賞部は獲得した懸賞はもちろん自分のものにすることができるが学校に寄付も出来る。寄付した場合は生徒会を通じて学校の備品としてその懸賞は扱われる。そして懸賞部にはその懸賞の価値にあたるものが部費として払われる。』

ボ「結構いいシステムだな。」

ス『そのおかげで懸賞部の部費ランキングは懸賞部創設7年前から1位をキープし続けている。』

ヒ「そのランキングいるか!?」

千「そうなの。けど今月は全然ノルマに達してないの。みんな色々活動が忙しくて・・・」

ス『懸賞部は生徒会並みに秀才が揃っている。そのため委員会委員長やその他活動のリーダーを勤めている人も多いからな。』

ヒ「けどそれって絶対守らなアカンの?別にええんとちゃうん?ひと月くらい・・・」

千「ダメよ!だってそのノルマ、7年間達成し続けてるんだもの!私たちの代で終わらせるわけにはいかないわ!」

ボ「さすが秀才集団・・・意志堅ぇな・・・」

ヒ「アタシら意志ダルンダルンやもんな・・・」

ス『俺たちの意志はスペクター状態だもんな。』

ヒ「お前その"スペクター状態"流行らせたいんか??」

ボ「何回も使ってるな・・・」

千「このままじゃクリアできないまま今月が終わっちゃう!お願い!!今月はもうみんな欲しいのはないみたいだから当たったらプレゼントするから!」

ヒ「ホンマ!?・・・・けどあれって当たらんからなぁ・・・」

ス『大丈夫だ。俺たちには懸賞の女神がついている。』

ボ・ヒ「女神????誰が????」

千「私よ。」

ボ・ヒ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

千「私は部活内じゃ懸賞の女神って言われてるの。」

ボ・ヒ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ス『全然信じてないな。』

ボ「いや、だってそう言われてもなぁ・・・」

ヒ「そうやで。急に女神言われても・・・・」

千「私はいままで懸賞外したことないの。」

ヒ「女神や!!!アンタどんだけ幸運の持ち主やねん!ギネス載れるんとちゃうん!?」

ボ「載れるか!!」

千「ただし欲しいと思うものしか当たらないんだけどね・・・」

ボ「最低な女神だな!!」

ス『だが影響力はあるようだ。部員は結構当てているようだな。』

ヒ「すごいんかよう分からんわ・・・」