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《正真正銘！？開盟学園七不思議　ＰＡＲＴ５》

〜特別教室棟４Ｆ〜

ス『ここのフロアで何度か緑の人魂が目撃されている。主に音楽室にいた吹奏楽部員だな。窓の外で漂っていた人魂が急に消えるというところまで目撃している。』

ヒ「うぅぅぅぅぅ気持ち悪っ・・・・なんで人魂が緑やねん・・・・・・・・・・・・・・・・・あ！そうや！きっとミドリムシの亡霊やから・・・」

ボ「何で！？何で俺らミドリムシに呪われてるの！？」

ヒ「せ、せやかて人魂て普通赤か青やろ？何やねん緑て。なに洒落っ気づいとんねん！」

ボ「いや、別に人魂は洒落っ気づいてるわけじゃねぇと思うけど！？」


〜焼却炉前〜

ス『焼却炉の壁に毎日５分程度だけ結界が現れると言われている。』

ボ「詳しく言うとどこらへんだ？」

ス『屋根の少し出っ張っているところがあるだろう？あそこの少し下の壁に直径５０ｃｍくらいのものが現れる。大体高さは２ｍちょいってところか。』

ヒ「きっとあれやわ・・・前の焼却炉事件のときのホンマもんの幽霊が成仏出来んかって自分で成仏しよう思ってるんやわ・・・」

ボ「いや、それはさすがに・・・・初めて聞いたぞ、自分で成仏しようとする幽霊なんて。」


〜昇降口廊下〜

ス『ここが霊たちの対談の現場だ。なんでも通るたびに異常なまでのパチッパチッという音が鳴るらしい。そこから声を失った霊たちが喋っていると派生したようだ。』

ヒ「あれ？それは聞いた事あんで？なんか建物がきしんでとかって奴やなかった？」

ス『確かに。いわゆる"ラップ音"というものだ。しかし、異常なまでに鳴る。つまりそういうラップ音の類ではない。』

ボ「それにラップ音なら夜だけなるなんて都合のいいことはないはずだ。」

ヒ「じゃあ何やねん！！何でこんなとこで対談すんねん！そこらのファミレスでせぇや！」

ボ「高校生かっ！！帰り際に寄り道する高校生かっ！！幽霊がファミレスで対談してたら余計怖いわ！」