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《正真正銘！？開盟学園七不思議　ＰＡＲＴ８》

〜夜１１時・校門前〜

ボ「・・・・・・・・・・・なぁ。なんでお前夜に潜入ってなるとその格好なの？」

ヒ「確かに夜の格好やわ。仕事上。せやけど、潜入スタイルちゃうわ！完全にホストやないか！胸元のポケットのハンカチもいらん！」

ス『黒っぽい服と言われたからハンカチまでしっかり黒にしたんだが・・・・』

ボ「なら置いて来いよ、ハンカチ！普通に黒っぽい私服でいいんだよ！」

ヒ「そういうお前もまた泥棒スタイルやないか！しかも今回は黒のマフラーのおまけ付やし！逆によくここまで来れたわ！よう警察に捕まらへんかったわ！」

ス『そういうヒメコもすごい。』

ボ「あぁ。ドロンジョだな。さすがに俺たちもその格好には・・・」

ヒ「待て待て！そんな格好で来るやつ完全におかしいやろ！なんでお仕置きされなあかんねん！アタシは普通の黒い私服や！絵ぇないからて調子のんな、ボケェ！！」

ス『もうちょっとボケてくれ、ヒメコ。』

ヒ「どんな要求やねん！」

ボ「ほら、そろそろ行くぞ。」


〜昇降口〜

ス『吉村さんは３０分前に見回りを終えて帰っている。つまり学校にはもう人はいない。』

ボ「何で前回はそれを調べておかなかったんだ・・・・・」

ヒ「ほら、スイッチ早よ開けぇや。ここしか開けれないんやし、アタシらに任せられへん言うたんはアンタやろ？」

ス『君たちに任せるとなくしそうだからな。』

—カチャ—

ス『さっそく七不思議のお迎えだ。霊たちの対談。昼間はなんともないが夜だけ異常なまでのラップ音がする廊下。』

ヒ「・・・・・・・ボッスン先行け。」

ボ「嫌だよ！何かあるって分かってて行く人いないよ！？よっぽどのチャレンジャーだよ！？」

ス『なら、みんなで行けば怖くない！（＾３＾）』

ヒ「何、その"赤信号　みんなで渡れば　怖くない"的なそれ。まぁええわ。行くで。せぇので行くで！」

ボ「よし、せぇの・・・」

—パチパチパチ・・・—

ボ・ヒ「ぎゃあああああああああああ！！！！！鳴ったぁぁぁぁぁ！！！！」

ス『確かに異常なラップ音だ。』

ボ「あ、あれ収まった？」

ヒ「おぉ・・・今のうちに・・・」

—パチパチパチパチ・・・—

ボ・ヒ「ぎゃあああああああああああああ！！！！！！」

ス『霊たちの対談。歩くたびに音がする。つまり霊たちの対談を邪魔しない歩いていないときなら鳴らない。これがこの名前の由来だ。』

ボ「そういうのちゃんと言っとけよ・・・・」