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Re: SKETDANCE小説集〔長編「七不思議事件」編更新中!〕 ( No.351 )
日時: 2012/01/31 15:04
名前: カルメ ◆jNa1VXSnOg (ID: 5Hbj4fpw)

《正真正銘!?開盟学園七不思議 PART20 (FIN)》

ボ「お前だ!椿!!」

ヒ・丹・デ・ウ・キ「!!!」

ボ「この事件、絶対に生徒会の力が必要だ。マスターキーが絶対に必要だからな。吉村さんが持つマスターキーはさっきも言ったとおり入手できないし、吉村さん自身にもアリバイがある。発生初日は焼却炉の結界を一緒に見てたって生徒がいた。そのとき湧き出る血とかも同時に起きていたからな。」

ヒ「じゃ、犯人は2人おったんか・・・」

ボ「あぁ。初日は7つすべてが起こったんだ。少なくても配電室でブレーカーをいじる奴と屋上でやるやつの2人が絶対に必要だ。」

丹「ですけど、どうして椿くんなのですか?私でもそれは出来ること・・・」

ボ「焼却炉の結界の位置だ。あの結界が描かれていたのは高さ2mよりも高いところ。計ったら身長が170cmくらいはねぇと描けない。あそこは脚立をたてるスペースもない。つまり女子には無理。1番デカいデージーさんでも160ちょっとらしいからな。」

ヒ「けど、それやったら誰でも焼却炉に入れるんとちゃうん?」

ボ「いや、焼却炉の扉には鍵がある。乗り越えてはいるのも難しいようになっているし、開いてるときは吉村さんがいてゴミの仕分けしてる。つまり鍵を自分で開けて入れる生徒会じゃねぇとダメなんだ。そしてキリはこの条件は満たすけどキリならこんなしょぼいことしなくても・・・・」

キ「違う!!会長じゃない!俺だ!俺がやったんだ!笛吹の共謀して俺が・・・・」

椿「キリ!もういい・・・・」

キ「し、しかし・・・・」

ボ「やっぱりキリは知っていたんだな。そして共犯・・・」

ウ「共犯?犯人は2人だと・・・」

ボ「最初はな。内容からしておそらく2人用。これをつくってからキリが加わった。初めから3人ならもっと規模を広げられるにキリならではの力を使うはずだ。」

椿「・・・・・その通りだ。初めは僕と笛吹でこの計画を遂行しようとした。しかし、計画初日に屋上で準備していた僕をキリが見つけてしまったんだ・・・・そこからキリを巻き込んで・・・・」

キ「違います!アレは俺からやりたいと・・・」

デ「一体どうなっている・・・・なぜ椿くんと笛吹がこんなことを企てていたんだ?」

ボ「・・・・・おそらく下校時間を守らない生徒に対する対策だ。」

ス『・・・・・・そこまで分かっていたのか。そうだ。俺は椿からこの件をどうにか解決したいと相談を受けた。その時以前の焼却炉の幽霊事件のとき生徒の下校が早まったのを思い出したんだ。そして偶然女子トイレの扉に埋められていたアレクサンドライトを見つけて思いついた。』

椿「そこで僕は笛吹と共謀した。生徒が遅くまで残るのは用務員の吉村さんの負担でしかない。そこで戸締りの協力も受けた。しかし、負担は予想以上に大きく何とかせねばと思ったんだ。」

ヒ「・・・・アタシらに言わんかったんは何でや?」

ス『椿から言われた。ボッスンとヒメコには伝えないで欲しいと。』

椿「君らに伝えれば絶対に大事になる。ひけらかしては意味が無いからな。君らはすぐにペラペラと喋るからな。」

丹・デ・ウ「確かに。」

ボ「おぇえ!?納得しちゃうの!?・・・・・・・・・・け、けど椿、1つ間違ってるぞ。」

椿「??何を間違っているというんだ?」

ボ「吉村さんが言ってたんだ。"学校の活気が消えてしまった"って。すげぇ寂しそうに。あくまで俺の推測だけど、吉村さんは下校時間過ぎてまで活気のある学校が好きだったんじゃねぇか?」

キ「・・・・・・何を証拠に・・・」

ボ「証拠なんかねぇよ。だけど吉村さんはいっつも俺たちの近くにいるだろ。ゴミ捨ての日だって絶対焼却炉にいる。要は生徒といたいんだよ。下校時間過ぎまで残っているのは吉村さんにとってある意味楽しみだったのかもしれない。」

丹「・・・・・・・確かに戸締りの件を話したときは最初はいいえの一点張りでしたものね。」

デ「何気に毎日会う。それだけ身近にいる存在だ。」

椿「・・・・・・・・・・・・・そうかもしれないな。勝手なことをしてしまったのかもしれない。・・・・・・・・・・・改めて言おう。今回の事件の発端は紛れも無い僕だ。どんな処罰でも受ける。すまなかった。」

ヒ「・・・・・・・副会長はミモリンや。どうするん?」

丹「あら、私は何も罰したりはしないつもりですわよ?椿くんのしたことは決して間違いではありませんもの。」

デ「私も咎めるつもりも無い。強いて言うならマスターキーを貸したことをチャラにしてくれればいい。」

ウ「・・・・・・私は先輩方に従いますと伝えてください。」

ヒ「やって。まぁそうやと思っとったけどな。ついでにアタシらの学校侵入も堪忍な。」

ボ「・・・・・マスターキーを貸した丹生さんとデージーさん、それに夜中に侵入した俺たちを許してくれるならこの七不思議事件も丸くおさめてもいいんだぜ?」

椿「・・・・・・・・・・・愚問だ。もちろん許そう。しかし、君たちはもしかして罪をかぶる気なんじゃ・・・・」

ボ「いや、もっと有効な手があるんだよ。それならいいだろ?」

椿「あぁ・・・・・・・恩に着る。」


〜翌日〜

<学園タイムズ:七不思議解明!何と全てが偶然と噂が作った虚構!幽霊の仕業ではなかった!>

〜生徒会室〜

ボ「島田さんに頼んでやってもらった。学園タイムズが1番効果が高い。案外俺たちの友好関係も捨てたもんじゃねぇだろ?」

椿「・・・・・・あぁ。初めて君が頼りがいのある存在にわずかに思えた。」

ボ「初めて!?しかもわずかになの!?」

ヒ「その代わり、生徒会の密着取材をさせてて言うとったからやったってな。」

丹「はい。お安い御用ですわ。」

デ「しかし、貴様が幽霊などの類のものに頼るとはな。」

ス『勘違いするな。俺がつかったのは紛れも無い科学の力だ。幽霊などという非論理的なものはただの脅かす道具に過ぎない。そもそも幽霊などというのは・・・・』

ヒ「普通のスイッチに戻ったわ・・・・」

ウ「少しウザイですけど・・・・」

ボ「ま、これを気に俺たちのちょっと待遇よくしてくれれば・・・」

椿「調子に乗るな愚か者!この件は侵入の件で互いに交渉が成立している。」

ボ「急に強気になりあがって!そもそもお前が起こしたせいで俺たちは・・・・」

キ「貴様ぁ、会長に向かって・・・・」

ヒ「ようやくいつもの風景に戻ったわ。」

丹「ですわ。」

ス『平和だな (^3^)=3』