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《隠し物にご用心！　ＰＡＲＴ６》

ヒ（ニッシッシ。やっぱりボッスン気づきおったか。まぁええわ。どの道ここに入れとけば絶対に取れへん。男子には取れへん絶対領域やからな。）

ボ（くそっ・・・どうすれば・・・・・・・・・待てよ・・・これだ！）

ヒ「ほら、掃除すんで。」

ボ「あぁ。」

ヒ（諦めおった！この勝負、アタシの勝ちや！）

ボ「ん？何だこの封筒？」

ヒ「何や？またスイッチのアニメのカードとかやろ？」

ボ「！あ、これもしかしてあの時の１万円か？」

ヒ「！！！！な、何言っとるん？」

ボ「ほら、爆弾処理のときチュウさんに貰ったろ。あれだよ、あれ。」

ヒ「そ、そんなわけないやん！確か、旗の後ろに・・・」

ボ「あぁ。あれね。ヒメコがいないときに変えたんだよ。ほら、旗の裏だと本当に気づかねぇんじゃねぇかってな。」

ヒ（マジか！？・・・・いや、デタラメや！そんなわけない！だってアタシはその旗の裏にあった封筒を取ったんや！これが１万円なのは間違いない！）

ボ「旗の裏にはダミーを仕掛けたんだよ。ダミーに気づいてそうしたら忘れてても本物にたどり着くだろ？」

ヒ（な、何や！？筋が通った話ベラベラと・・・こんなん瞬時にベラベラ喋れるものなんか？本当やとしたらアレが本物！）
　「け、けどそれ本物なん？ダミーちゃうの？」

ボ「本物だぜ？俺は記憶力はいいんだよ。スイッチと念入りに話し合って決めたんだからな。」

ヒ（あれが本物！？いや・・・せやったら何でボッスンはさっきアタシの封筒取ろうとしたんや？これが本物で１万入ってるの知ってたからとちゃうか？それやったらボッスンが言ってるのは全部デタラメ！）

ボ（悩んでるな。それでいい。）

ヒ（いや・・・さっきボッスンが見よう見ようしとったんはテレフォンカードを見たかっただけとちゃうか！？さっきもやたらテレフォンカードに食いつきおったからな！そうや！これや！せやったらアレが本物！）

ボ（ヒメコの行動パターンや考えることは熟知してる。絶対に引っかかってくる！）

ヒ（・・・・待て待て。せやったら何でボッスンは１万円あるって言うたんや？言わんかったら独り占めできたはずやのに・・・・・そうや！この封筒の中身確かめればええんや！そうすれば分かる！）

—ガサガサ・・・—

ボ（よし！かかった！さぁ封筒を出せ！）

ヒ（この中身確かめれば分かる・・・）