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《ジョーカー・ストーカー　ＰＡＲＴ２》

〜帰り道〜

ヒ「昨日のことや。昨日、アタシ、ソフト部の助っ人で別行動やったやろ？」

ボ「あぁ。そういえばそうだな。」

ヒ「始まる前にメガネ落とした言うて"めがね、めがね・・・"って探してる奴がおってん。」

ス『のび太みたいだな。』

ヒ「ほんで見つけてあげたから拾って返してん。そしたらそいつがいきなり"お名前は？"って言うから名前教えてん。それからやねん！そいつずっと付きまとって来てん！」

ボ「あのゲーム、いつまで借りてていい？」

ス『終わったら返してくれればいい。』

ヒ「聞けや、コラァァァァ！！！！！！！」

ボ「あ、悪ぃ。」

ヒ「お前、ええ加減にせぇへんと全身の毛力ずくでむしり取るで！？」

ボ「痛い痛い・・・・それは痛いからやめて・・・」

ス『つまり親切心で拾ったはいいがその人がヒメコに恋をしてしまい、それがまたその人がアグレッシブな人でどんどんアタックしてきて困っているというわけか。』

ヒ「ちゃう言う・・・・・おぉ・・ふ・・・合っとるな・・・何や、今日は真面目な日なんか？ボケへんのか？お前のキャラがよう分からんわ・・・」

ス『人をバントをしないで強振ばっかりするバッターみたいに言うな。』

ボ「たとえツッコミヘタクソ・・・・」

ヒ「ほんでスイッチのツッコミて何かイライラするわ。」

ボ「で、そのストーカーをシバけないってどういう意味だよ・・・」

ヒ「それは・・・・」

？？？「ヒメコちゃん、こんにちは〜！！！」

ボ「おわぁぁい！！！な、何だ！？」

ヒ「コイツや！コイツ！アタシに付きまとうストーカー！」

？？？「ヤダなぁ〜。ストーカーだなんて。僕はヒメコちゃんに思いを伝えてるだけなのに。」

ヒ「言ったやろ！アタシはアンタみたいなんはタイプちゃうねん！」

ボ「スイッチ、誰だコイツ？」

ス『２年Ｇ組１８番、島崎亘（しまさき　わたる）。体育祭実行委員会所属。部活は所属無し。』

ボ「何だ、同い年じゃん。おい、お前。ヒメコ困ってんだろ。やめてやれよ。」

島崎亘「嫌だよ。ヒメコちゃんにＯＫもらうまでは！」

ヒ「もうしつこいねん！今日９回目やぞ！！」

ボ「９回目！？」

ヒ「そや！１回目は家出たらコイツおって２回目は校門のところに先回りしてて・・・・」

ス『この時点でもう結構なストーカーだぞ。』

ヒ「３回目はトイレ行く途中で４回目はトイレ出てきたらおって、５回目６回目も同じ手口で・・・」

ボ「うぜぇな・・・」

ヒ「７回目は職員室出たらおって８回目は部室行く途中で待ち構えててん・・・」

ス『まるでアイドルの追っかけだな。』