二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: SKETDANCE小説集〔御礼!参照1500突破!!〕 ( No.382 )
日時: 2012/02/14 18:29
名前: カルメ ◆jNa1VXSnOg (ID: kS1s3PtF)

《Love Situation's Planner  PART7 (FIN)》

〜翌日〜

—ガチャ—

千里紅「ん?何だこれ?」

ボ「よぉ、紅。」

紅「ボッスン。それにヒメコさんとスイッチ君も・・・」

ボ「その手紙・・・」

紅「下駄箱に入ってたんだ。誰のいたずらなんだか・・・」

ヒ「それ、いたずらなんかちゃうで。正真正銘アンタ宛てや。」

紅「僕に?」

ス『開けてみればいい。そうすればどういうことか分かる。』

紅「う、うん・・・」

—ガサガサ・・・—

紅「!!こ、これは・・・」

ボ「碧さんが昨日入れた奴だ。お前にだ。」

紅「・・・・・・・・ふん。碧からなら読まなくてもいいや。」

ヒ「読め。読めば分かる。それにもうそないな強がりせんでえぇねん。」

紅「強がりなんか・・・」

ス『その手紙には碧さんの正直な思いが込められている。詳しくは読んでから聞こう。』

紅「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ボ「まだ短文で主要なことは特に言えてねぇんだと。」

紅「・・・・確かに内容が薄っぺらい手紙だ・・・」

ヒ「せやけどそれは始まりやからやで?」

紅「始まり??」

ボ「手紙って言うのはやっぱやり取りするもんだろ。その返信は書かねぇとな。」

紅「・・・・どういうことかさっぱり分からないよ。」

ス『碧さんから君と碧さんの関係は聞いている。お互い世間体を気にしすぎたあまりこのような結果になってしまったということを。』

ヒ「直接会うんもダメ、電話もダメ。結局はケンカになってまうからな。」

ボ「だからまずは手紙、つまり文通から始めればいいって結論に至ったんだ。文通なら相手に対してキレたりケンカしたりは出来ねぇからな。」

ヒ「要は文通から始めて徐々に前の関係戻してあとは文通から電話、直接会って話すみたいにステップアップすればえぇ。」

ス『君が碧さんを、そして碧さんが君をどう思っているかは分かっている。段階を踏めば必ず成功する。』

ボ「だから今はそこから始めてあとは成就させればいいんじゃねぇの?」

紅「・・・・・・・・僕からなんだ。疎遠な関係を作ろうなんて言い出したの。周りからいじられるのが嫌で・・・」

ボ「その気持ちは分かるぜ。俺も好きな人が出来たらそんな風に茶化されたくないもんな。相手が傷つくかもしれねぇから。」

ヒ「・・・・・・・・・」

紅「・・・・・僕はそうじゃない。ただ・・・」

ボ「いや、同じだ。結局は自分達の世界ってのを大事にしたかったんだろ。文通ならその世界は崩れない。そしてあとは世界を守りながら直接付き合えばいい。」

ヒ「疎遠な恋愛なんて悲しいからな。女の子は寂しがりやで。」

ス『あとは君の実力次第。もっとも美術面で個人の世界観を持つ君なら第2の世界を作ることは簡単かもしれないが。』

ボ「じゃ、俺達はいくわ。」

紅「・・・・・・ありがとうスケット団。」

〜紅と碧の2人の恋愛はここから成長し続いていくのであった〜