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《第２回　ガチンコ・ビバゲー・バトル》
【中堅戦　ネオスピリットファイター　　ＰＡＲＴ１０】

—ピピピピピピピ・・・—

新田「また命中！止まることなき手裏剣の雨！鬼塚選手打つ手なし！！」


ボ「くそっ、どうすればいいんだ・・・」

ス『キリが地面に下りて再び空中に戻ってくる数秒でヒメコに出来るのは隠れることだけ。』

キャ「隠れても壁が発泡スチロールだからすぐに壊されちゃう・・・」


ヒ（このままやったらやられるん待っとるだけや・・・何とかせんと・・・せやけどどうする？キリはピョコピョコ飛んどるし・・・）

新田「さぁ、鬼塚選手追い込まれました！残るライフは２００ｐｔを切った！起死回生の手段はあるのか！？」

ヒ（・・・・もう行くしかない！そうせな負ける！一発にかける！）

キ「終わりだ。」

—ピュン—

新田「再び加藤選手が飛んだ———！！」

ヒ「行くで！」

—タッタッタッ・・・—

新田「なんと、ここで鬼塚選手が加藤選手のほうに向かって突っ込んだ———！！」


キャ「何で！？それじゃあ自分から攻撃を受けに行くようなものなのに！」

椿「焦ったか。だが、勝負は焦ったら負けだ。」


キ（！？どういうことだ！？だがアイツのライフは２００を切ってる。これで終わりだ！）

—シュシュシュシュシュ・・・—

新田「再び手裏剣の雨だ———！！」

—タッタッタッ・・・—

ヒ「・・・・・・・・・」

—ピピピピピピピ・・・—

新田「当たった———！！というか避けてない！ただまっすぐ加藤選手に向かっている！！」


ボ「あいつ、やけになってただぶつかっていってる！」

ス『なぜだ？』


キ（何だ？避けないだと？いや、疲れて避けれないのか？なら攻撃し続ければいい。）

—シュシュシュシュシュ・・・—

—ピピピピピピピ・・・—

新田「また避けない！勝負を諦めたのか！？」

キ（どういうことだ？）

ヒ「・・・・いっつも漫画とか読んでて思うねんな。」

キ「？」

ヒ「空中やったら自由に身動きとれへんやろ？」

キ「！！」

ヒ「ほんで、そんなに手裏剣持っとったら他の武器も持ってへんやろ？」

キ「しまった・・・」

ヒ「手裏剣で止めれると思うなら止めてみぃや！おらぁぁぁ！！！！」

—ガン—

—ピピピピピピピ・・・—

新田「鬼塚選手が加藤選手を捕らえた————！！！」