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Re: SKETDANCE小説集〔第2回ビバゲー・バトル編更新中!〕 ( No.428 )
日時: 2012/03/03 10:17
名前: カルメ ◆jNa1VXSnOg (ID: ZyN2DGA0)

《第2回 ガチンコ・ビバゲー・バトル》
【副将戦 トラップロードレース  PART11】

ス『第1ターン。俺が落とし穴に落ちたのはわざとだ。お前が先に進んでくれるためのな。マークミスなら両チームの誰もが模試で注意する。だからそう誤解させやすかった。』

デ「私に本当にマークミスで自滅したと思い込ませるためにあんな芝居を・・・」

ス『もっとも日頃から注意しているから共感しやすくマークミスだけで信じたから芝居は必要なかったが。』

デ「!!まさか途中のロケットなどもすべて・・・」

ス『そうだ。よりお前を先に行かせるためだ。この流れなら完全にマークミスで生じた作戦の失敗と思い込ませることも可能だ。』


ボ「た、確かに・・・」

ヒ「ボッスンはすぐにそれ言っとったもんな。」

椿「しかし、それならロケットトラップをもっと仕掛けておけばよかったんじゃないか?」

キャ「そうね。1個だけなら追い越しちゃう可能性もあるわ。」


ス『理由は2つだ。1つは差を広げすぎたら浅雛が落ちている間にゴールできない。2つめはそんなにあったら浅雛に怪しまれる。』

デ「!!」

ス『この女は直感や洞察力が優れている。だからあからさまにやると"先に進めて何かをしかけてくる"ということに気づかれてしまう恐れがあった。』

デ「くっ・・・」

ス『だから俺は2つの通過トラップである程度の距離をつけさせた。途中で追いつきかけた時は焦ったが。』


椿「すごい・・・・」


ス『そうだ。そしてコイツの性格上、トラップは−5などがほとんどだろう。俺はそれにかかって戻れるとも踏んでいた。運悪く踏めなかったが。』

デ「・・・・・・」

ス『ちなみに第5ターンで一気に追い抜いたのは理由がある。』

デ「理由だと?」

ス『大差をつけられればお前は焦る。そうすれば十中八九持っているであろうハイパーを使う。そうすることでより確実に落とし穴に落とす。』

デ「なら私が5などをだして到達しなかったらどうするつもりだったんだ?」

ス『俺は3つ目のアイテムとしてパーフェクトサイコロを持っていた。それで進行を抑えることができる。』


ボ「確かにそこを乗り越えられたら打つ手はほとんどねぇな・・・」

丹「そこまで読んでいらしたのですか?」


ス『当然だ。ちなみに大差をつけ焦らせることで浅雛の注意力を欠くことも1つの目的だった。』


キャ「・・・どういうこと?」


ス『さっきも言ったとおり直感や洞察力が優れている。通常状態なら落とし穴があるんじゃないかと気づかれかねない。』


ウ「焦らせ、早くゴールしようとするあまりそれを忘れた・・・」

ロ「完璧・・・まるで作者が練りに練った作品の第1話のようだわ。」

ヒ「伝わりにくいわ!けど、さすがスイッチやわ。」

ボ「あぁ、さすがだ。」


ス『残念だったな。今回も俺の勝ちのようだ。』

デ「くっ・・・」