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《ビニーズララバイ　ＰＡＲＴ３》

ス『さっきから文句ばっかり・・・一体何が不満なんだ？』

ボ「全部だよ！！」

ヒ「第一、そんなんで寝れるわけないやろ！何をどうやったら寝れんねん！」

ス『ならば聴いてみるのが一番早い。百聞は一見に・・・この場合は違うな・・・・いちききに・・・いっちょうに・・・・・・・・・と言うからな。』

ヒ「何が！？」

ボ「かっこつけてことわざなんか使おうとするからこうなるんだよ！」

ス『とにかく聴こうじゃないか。ミュージックスタート！』

—ピッ—

＜ジャジャジャジャジャジャジャジャジャッジャッジャ〜ン♪＞
＜ビニー「カヘフフォウタファキホヘへフフフォ」＞

ヒ「やめろ————！！！！前より滑舌酷なっとるやん！めっちゃハ行出てきたやんけ！！」

ボ「しかも何でチョイスがかえるの歌なんだよ！！普通、子守唄とかってきらきら星とかそんなんじゃねぇの？」

ス『世間の意見にあえて逆らうのが新たな境地を開拓する第１歩だ。』

ヒ「何の話やねん！！もうビニー出しとる時点で開拓しまくりやねん！」

＜ビニー「はーね、今度ふぁみんなでにぇうはってみまひょう。（じゃあね、今度はみんなでね歌ってみましょう。）＞

ボ「歌わねぇよ！！何だこれ！小学校の音楽の授業かっ！！」

ヒ「子守唄やねんから誘うな！より目がさえるわ！」

ス『まずは心を落ち着かせるんだ。そんなにキリキリしてては効果があるものも無くなってしまう。』

ボ「そういう問題じゃねぇと思うけど！？」

ヒ「まあええわ。寝苦しい夜を脱するためや。もう少し聴いたる。」

＜ジャジャジャジャジャジャジャジャジャッジャッジャ〜ン♪＞
＜ビニー「カヘフフォウタファキホヘへフフフォ　　ア　ア　ア　ア」＞

ボ「待てぇ—————！！！！」

ス『どうした？』

ヒ「どうしたもこうしたもあらへんがな！"グワァ　グワァ　グワァ　グワァ"やろ！"ア　ア　ア　ア"って何やねん！」

ボ「世界中の誰が聞いても今のをかえるの鳴き声と認める奴はいねぇよ！！」

ス『滑舌が悪いのだから仕方ない。』

ボ「開き直んな！！」