二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: SKETDANCE小説集 〔多忙につき更新頻度低下中!〕 ( No.497 )
- 日時: 2012/07/01 12:52
- 名前: カルメ ◆jNa1VXSnOg (ID: rLEtJyqN)
《Loneliness London》
【Boot——漆黒の塊?な転校生 PART6】
婁亜「・・・・ふん、そうよ。私はロンドンでアイドル活動をしてたの。」
ボ「ほらな。最初からそういえばいいじゃねぇか。なんで隠したんだよ。」
婁亜「今から喋るからちょっと黙ってて、役立たずプランクトン!」
ボ「役立たずプランクトン!?俺、魚の役にも立たないの!?」
婁亜「察しの通り、アイドルになるために私はロンドンに渡ったの。日本はアイドル戦争が激しいから。」
ヒ「せやけど、何でアイドルになろう思うたん?外国まで行くっちゅーことはよっぽどなりたかったんやろ?」
ス『その行動力は称賛に値するぞ。』
婁亜「・・・・・自分でも分からないのよ。何で私がこうまでしてアイドルになりたいのか・・・」
ボ「分からねぇって・・・・そりゃ自分のことだろ。分からねぇわけねぇだろ。」
婁亜「うるさいわね!ちょっと黙ってて!」
ボ「何で俺だけ蚊帳の外的扱い!?」
ヒ「何でなん?詳しく聞かせてや。」
婁亜「・・・・・分からない。何も分からない。何で私はアイドルになろうとしたのか、何でロンドンに行ったのか・・・・」
ボ「スイッチ・・・これって・・・」
ス『記憶喪失。彼女はどうやら記憶喪失のようだな。』
ヒ「は!?マジなん!?」
婁亜「・・・・そうよ。私はそのアイドルに関する記憶がないの。何1つ思い出せない。」
ボ「だけど最初あったときはそんな風には・・・」
ス『おそらく断片的な記憶喪失だ。アイドルに関して強いストレスやトラウマを持ったことでそのアイドルに関する記憶が無くなってしまった。加えて変に記憶があるから精神的にも不安定なところがあるのだろう。』
ヒ「そんな・・・何か手立てはないん?」
ス『記憶喪失はひょんなことから治ることがほとんどだ。つまり裏をかえせば人工的に感知させることは不可能。』
ヒ「じゃ、どうすればええねん!」
ス『失った記憶に関係するものに触れれば記憶は戻りやすいと言われている。ただし、本人に苦痛を与えることもありえるが。』
ボ「要するにまずは婁亜が記憶を失った理由を解明しねぇとな。そうじゃなきゃ手助けも何も出来ない。」
ヒ「せやな。ほな婁亜、何でこないになったか分かるか?」
婁亜「・・・分からない。ただ、あれ以上、ロンドンにいたくなかった。自分がアイドルをやってるっていうのはかすかに分かってたの。でもすぐにやめたかった。逃げたかった。だからなりふり構わず日本に帰ってきたの。」
ボ(・・・こりゃ相当重症だな。)