二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: SKETDANCE小説集 〔多忙につき更新頻度低下中!〕 ( No.500 )
日時: 2012/07/07 16:48
名前: カルメ ◆jNa1VXSnOg (ID: /b8.z0qR)

《Loneliness London》
【Boot——漆黒の塊?な転校生  PART7 (FIN)】

ヒ「う〜ん・・・そりゃアイドルの頃の記憶が無いんやったら分からんわな・・・」

ボ「何かちょっとした手がかりでもあればいいんだけどな・・・」

ス『さっすが!!!!スイッチのコーナー!!!!』

ヒ「あ!?何をふざけとんねん!こんな時に!」

ボ「しかも今日は"さすが"を強調しあがったな!」

ス『ネットを使い調べた。するとどうだろう。婁亜に関するホームページが炎上しているではないか。もしかしたらこれが関連しているんじゃないか?』

ボ・ヒ「おおおおお!!さっすがスイッチ!」

ス『これは婁亜に関するファンのホームページ。12日前、つまり婁亜失踪の2日前からひどく荒れている。』

ボ「うわっ、これ酷いな・・・」

ヒ「あることないこと書かれて可哀そうやわ・・・」

ス『加えて、失踪1日前にはストリートライブが騒動が原因で失敗している。これも原因の1つだろう。』

ボ「つまり、婁亜が記憶を無くしたのはこういう自分への誹謗中傷とかが原因ってわけか。」

ス『いわゆるアンチが婁亜を苦しめたといっても過言ではない。しかし、婁亜はまださほど有名じゃないから情報が少なすぎる。』

ヒ「どうや?何か思い出せそうか?」

婁亜「・・・・何にも・・・・ただ・・・」

ヒ「ん?ただ何や?」

婁亜「・・・・記憶を無くしてから人が信じれない。誰もが私の敵に見えるのよ。だから私は1人でひっそりとしてたいと思うようになったし、悪態ついて無理にでも1人になりたいって思う。」

ボ「それがその性格の表れか。」

ヒ「けどな。1人やったら何も出来ひんで。」

婁亜「いいのよ。人は誰だって裏切るの!仲良くしてても自分のために簡単に相手を切り捨てるの!だったら私は一人でいい。」

ヒ「・・・・・・・・・・・・」

ボ「・・・・婁亜、1人でいいことなんかねぇぜ。それに自分にウソついたらダメだ。」

婁亜「ウソなんてついてない!」

ボ「いや。本当に1人になりたいなら俺たちにこんなことは話さねぇ。まだ心のどこかでは仲間といたい、アイドルになりたいって思いがあるんじゃねぇか?」

婁亜「・・・・分からない。自分でもどうなのか・・・」

ヒ「確かに、人は裏切るわ。でもな、みんながみんなそうやない。ボッスンみたいに助けてくれる人もおんねん。もちろんアタシらも。」

ス『ここは一つ、自分の心に迷いがあるならボッスンに頼ってみてはどうだ?』

婁亜「・・・・・・」

ボ「婁亜、お前がもう1人でこのまま生きていく、アイドルの記憶なんて無くていい。って思ってるならそれでいい。だけどもし少しでもアイドルになることに熱中していた自分のことを知りたい、戻りたいって思うなら一緒に記憶を戻そうぜ。」

婁亜「そんなこと出来るわけ・・・」

ボ「出来る!全員のやる気さえあれば出来ないことはない!このままひたすら嫌なことを背負ったまま生きるのか!?それなら背負うものなく楽しく生きたほうがいいだろ!」

婁亜「・・・・・・」

ス『ロンドンに行けば何か手がかりがあるかもしれないな。』

ヒ「せやな。もう少しで春休みやし、行こうや!」

ボ「な!少しでも自分を取り戻そうぜ!」

婁亜「・・・・・・・・・・・・分かった!もう1回行くわ、ロンドン!私、こういうモヤモヤした感じは好きじゃない!自分の手で解いてみせる!」

ヒ「そのいきや!」

ボ「よし、行こうぜ!ロンドン!」



次回 【Search——ロンドン探索記録】
▽日本を飛び出しロンドンへ!
▽婁亜の記憶を取り戻すべくロンドンの街を駆け回る!
▽変人なファンの出現で難航する記憶探しの旅!?