二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: SKETDANCE小説集 〔多忙につき更新頻度低下中!〕 ( No.513 )
日時: 2012/08/21 12:06
名前: カルメ ◆jNa1VXSnOg (ID: MuUNITQw)

《Loneliness London》
【Discovery——仲間と記憶の発見へ  PART2】

ス『・・・・なるほど、奴らは君を狙っていてこの地図に書かれた倉庫に来いと・・・』

婁亜「えぇ。そうすれば引き換えで解放するって。私行くわ。」

ボ「待てって!」

婁亜「うるさいわね、アカツノミジンコ!」

ボ「アカツノミジンコ!?」

婁亜「アンタたちには関係ないでしょ!呼ばれたのは私1人!それに私と引き換えでヒメコは解放されるの!アンタたちにはメリットしかないじゃない!」

ボ「どこがだよ!お前が行けば当然お前が捕まる!それじゃあ意味ないだろ!」

婁亜「分かってないわね!最初に言ったでしょ!私のことはほっといて!何も失った私なんて気にかけないでくれる!?」

ボ「ふざけんな!仲間を見す見す引き渡す奴があるか!ヒメコも取り戻してお前も守る!」

婁亜「そんな正義感ぶったこと現実では通用しないのよ!最善の策、それは奴らに従うこと!」

ス『2人とも落ち着くんだ。こういう時こと冷静に判断を下すべきだ。』

ボ「・・・・あぁそうだな。サンキュー、スイッチ。」

ス『確かに婁亜の言い分は間違ってはいない。奴らを刺激しないためには奴らの指示に従う。それが犠牲を最も抑え、なおかつ確実な手段だ。』

婁亜「でしょ?だから・・・」

ス『だが、そんなことはしない。そうだな、ボッスン。』

ボ「あぁ。俺たちは多少リスクを犯しても、確実じゃなくても犠牲を出さないで解決する。」

婁亜「まだそんなことを・・・」

ス『婁亜、確かにそんなことは絵に描いた餅で絵空事だと思うかもしれない。しかし、君も君で見落としがある。』

婁亜「・・・・何よ。」

ス『奴らは指示に従ったところで本当に無傷でヒメコを解放すると思うか?』

婁亜「そ、それは・・・」

ス『おそらくしないだろう。』

ボ「あいつらは名前を間違って誘拐すべきほうも間違えた。おそらく"ヒメコ"を"媛乃"だと聞き間違ったんだ。」

婁亜「それはあいつらのミス・・・」

ボ「だからこそだ!婁亜が誘拐されたことを知ってしまったヒメコを見す見す逃がすわけがない。」

ス『奴らにとって最善は知っている俺たち全員を捕えること。だが、俺とボッスンを加えるとやや厄介になると判断した。だから奴らは婁亜を1人で来るよう仕向けた。』

ボ「俺たちが警察に言おうと証拠も何もない。だからだ。」

婁亜「・・・・ならどうしろっていうのよ!私が行かなきゃ話は進まない!それとも何!?あなた達も来て、奴らを刺激したいの!?それで全員助けられるとでも思ってんの!?」

ス『・・・どうするんだボッスン。婁亜の言うとおりだ。俺たちが行くのは危険すぎる。』

ボ「・・・・・・」