二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: SKETDANCE小説集 〔多忙につき更新頻度低下中!〕 ( No.517 )
- 日時: 2012/08/24 09:21
- 名前: カルメ ◆jNa1VXSnOg (ID: fxK7Oycv)
《Loneliness London》
【Discovery——仲間と記憶の発見へ PART6】
星原「どういうことって、身の程をわきまえなさいってことよ。」
婁亜「身の程・・・た、確かに私は星原さんの足元にも及びません!けど、頑張って追いかけました!自分の身の程だって分かっている・・・」
星原「分かってないわ。全然分かってない。記憶が戻ったなら分かるでしょ?自分がアイドルとしてどこまで成長してたか。」
婁亜「・・・・最後に記憶にあるのは、雑誌の取材・・・・」
星原「そう。その時点であなたは崇拝している私の気分を害したの。」
婁亜「!!ど、どういうことですか!?」
星原「崇拝する立場なら、その立場らしく、明るみに出る場に出たらダメってことよ。あなたが明るみに出れば、私の名前がわずかなりとも霞むでしょ。同じ日本人アイドルなら。」
婁亜「!!ま、まさか・・・・私が成功することを妬んで・・・」
星原「人聞きが悪いわ。分かるでしょ?同じ集団の中でボスとなる鳥を邪魔するような・・・ましてその前を飛ぶような鳥は現れてはならないの。」
婁亜「じ、じゃあ私を狙ったのは・・・・」
星原「だからあなたが邪魔だったのよ。消えればいいのにって思ってた。」
婁亜「!!!!!」
星原「私はあの日、あなたと出会ったことを後悔もしたし嬉しくも思ったわ。」
婁亜「・・・・あの日・・・・頑張ってって言ってくれたのは建前だったんですか・・・・」
星原「いいえ。建前ではないわ。ただ、あんまりクズなアイドルだと同じ日本人のアイドルである私にも害が及ぶ。だから地を這うくらいの実力からは少しは成長してって想いからの一言よ。」
婁亜「・・・・・・・・・・」
星原「でもその一言があまりにも強烈だった。そのせいであなたは私の予想をはるかに上回る出来を見せてしまった。それが私の後悔よ。でも、嬉しくも思った。」
婁亜「な、なぜですか・・・」
星原「若い芽を早々に見つけられたからよ。私はここロンドンで日本人トップアイドルとなった。でも、それを追ってあなたみたいなアイドルを目指す輩が現れた。もっとも出来の悪い、売れないやつばっかりだったけど。」
婁亜「・・・・・・・・・・」
星原「だからこそ、あなたの存在は邪魔だった。私がトップとして君臨する中、その地位を脅かし、他の外国人の興味をそそる同じ日本人のあんたの存在が!」
婁亜「・・・・・・・・・・」
星原「だから、この日本人マフィアをに依頼して、この作戦を仕組んだの。それにバックにこういう人たちがいるとここまで成長できるのよ。」
婁亜「どういうこと!?」
星原「分からないの?この世界で生き残るのも成りあがるのも実力じゃない。こういうバックの力よ。バックが強いものが高い地位を手に入れるの。覚えておきなさい。」
婁亜「・・・・・・私は・・・一体何をしてきたんだろう・・・・こんな人を追いかけて・・・・わざわざロンドンまで来て・・・・」
星原「ふふふふふ、そうね。覚えておきなさい。上の人間にたてつくとこうなるってこと。まぁもう遅いけど。」
ボス「そろそろ時間だ。」
星原「そうね。あとは頼んだわ。もう二度と私の前に顔を出さないよう、遠くの国に飛ばしちゃって。」
ボス「了解だ。おい!」
マフィアA「はっ!さぁ・・・来い!」
婁亜「ちょっ!!・・・やめて!」
マフィアA「いいから来い!」
婁亜「助けて!助けて—————!!!」
—ピュン、バチン—
マフィアA「ぎゃあ!」
マフィアB「な、なんだ!お、おい!しっかりしろ!」
ボス「誰だ!出てこい!」
婁亜「・・・・・あ・・・・・・・・・」
マフィアC「お、お前!どうやって・・・」
ス『どうやってって見張りを全てガツーンって片づけただけだ。』
ヒ「何を自分で片付けたみたいに言うとんねん!全部アタシがやったんや!」
星原「誰!?」
ボ「誰ってか?まぁ二度と会うことはないだろうけど教えてやるよ。俺たちは・・・・」
ボ・ヒ・ス「スケット団っす!」