二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: SKETDANCE小説集 〔多忙につき更新頻度低下中!〕 ( No.524 )
日時: 2012/09/11 11:47
名前: カルメ ◆jNa1VXSnOg (ID: S7B875Vg)

《駄作オタクの駄作オタクファミリー  PART4》

秋「ここが上から2番目の長男。"春"の部屋です。春は今、中学3年生で受験勉強の真っ最中なんですが行きましょう。」

ヒ「気ぃ使うわ!それはアカンやろ!」

秋「いえ、春は受験勉強ばかりしてるので少し気晴らしをしたほうがいいと思うので・・・」

ボ「そういうことならちょっとだけ・・・」

—コンコン、ガチャ—

秋「春、お客さんが来てるからちょっと邪魔するわね。」

春「お客さん?」

秋「紹介するわ。お世話になってる駄作の良さがイマイチ分からない先輩のスケット団さん。」

ヒ「紹介に悪意を感じるわ!!」

春「はじめまして、駄作の良さがイマイチ分からないスケット団さん。寺島春です。」

ボ「復唱すんな!」

ス『どうやら彼も駄作オタクのようだな。』

ヒ「まさかホンマにレアな属性の奴がもっといたんか・・・」

秋「春はスポーツ駄作漫画が大好きなの。」

ボ・ヒ「スポーツ駄作漫画!?」

春「はい。スポーツ駄作漫画こそ心に響くものを強く感じるジャンルの漫画だと思います。」

ボ「そもそも駄作漫画ってジャンルはねぇけどな。」

ス『というと"水球ボーイズ"なんかが好きなのか?』

春「はい!あれは大好きです!あの作品がお好きなのですか!?」

ス『あの作品は水球と言うマニアックな競技を選び、なおかつ試合に持っていかないという斬新なところに心を惹かれた。』

春「まったくです!あの斬新さがすばらしいと思いました!」

ヒ「何で分かり合っとんねん!!」

ボ「聞くだけで駄作だな・・・・試合しないスポーツ漫画なんてつまらねぇだろ。」

春「そんなことありません!!」

ス『その"スポーツ漫画=試合"という固定観念がダメなんだ!』

ヒ「お前の立ち位置いったいどこやねん!」

秋「ホント。スポーツ駄作漫画なんてどこがいいか分からない。」

ボ「アレ!?アキちゃんの立ち位置も変わったぞ!?」

ヒ「アキちゃんは駄作漫画が好きなんとちゃうん!?」

秋「正しくは私の好きな漫画は少女駄作漫画です。なのでスポーツ駄作漫画なんてただの駄作です。」

春「姉さんは全然分かってない!スポーツ駄作漫画こそ心が熱くなるっていうのに!」

秋「どこが?あんなの熱くなんかなれないわ。試合もしないうちに打ち切られるスポーツ駄作漫画なんて熱くなるどころか冷めるだけじゃない。」

春「そういう少女駄作漫画だって少女漫画の要素をぶち壊してるだけじゃないか!」

ヒ「どーでもいい争い始めおった!」

ス『スポーツ駄作漫画はただの駄作ではない!』

ボ「おめーは黙ってろ!!」