二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: SKETDANCE小説集 〔多忙につき更新頻度低下中!〕 ( No.525 )
日時: 2012/09/16 16:22
名前: カルメ ◆jNa1VXSnOg (ID: rLEtJyqN)

《駄作オタクの駄作オタクファミリー  PART5》

秋「ごめんなさい。つい熱くなっちゃって・・・」

ボ「あ、いや・・・別にいいけど。」

ヒ「駄作漫画でケンカすることなんて一生ないやろな・・・」

秋「次は上から3番目の次女"冬"の部屋です。冬は中学1年生で駄作に夢中になりすぎて通っている学校で史上最低の学力と言われるほどです。」

ヒ「ほな勉強させろや!」

秋「そんな妹を私は誇りに思います。そこまで駄作に情熱を注げるなんて・・・」

ボ「色々間違ってるぞ、アキちゃん・・・」

—コンコン、ガチャ—

秋「冬〜。お客さんが来てるからちょっとお邪魔するわね。」

冬「お客さん?」

秋「紹介するわ。駄作に一切興味がないボッスンさんとヒメコさん。そしてスポーツ駄作漫画なんかが好きなスイッチさん。」

ヒ「せやから紹介に悪意があんねん!」

ス『どうやら俺はアキちゃんに嫌われてしまったようだな。』

ボ「どーでもいい理由で嫌われたみたいだな・・・」

冬「はじめまして。寺島冬です。サクセスストーリー駄作漫画オタクやらせてもらってます。」

ヒ「職業みたいに言うな!」

秋「冬が好きなサクセスストーリー駄作漫画のよさは私には分かりませんが、ここまで駄作漫画に全力を注げるところは尊敬します。」

冬「このままだと君の将来はないよと学校の先生に言われましたが関係ありません!駄作さえ愛していれば!」

ボ「いやいや・・・・それはまずいだろ・・・」

ス『このままでは自分が社会の駄作になりかねない。』

冬「ですが"歩むべき道"の主人公・俊一郎はこう言いました。"愛するものを捨てる奴に未来はない"と。」

ヒ「このまま捨てへんかっても未来なさそうやけどな・・・」

秋「どうですか?冬はサクセスストーリー駄作漫画の名ゼリフを完璧に暗唱しているんです!」

ボ「いや・・・ごめん。その前に覚えるべきことはたくさんあると思うけど?」

秋「これでこそ駄作オタクの鏡!いや、これが真の駄作オタクです!」

冬「やめてよ姉さん。私だってそれは自分のことを真の駄作オタクだと思ってるよ?」

ヒ「自画自賛すな!」

冬「だけど姉さんほどじゃないよ。姉さんの駄作漫画に対する愛情は私なんか遠く及ばない。姉さんは気づいてないかもしれないけど真の駄作オタクは姉さんだよ。」

秋「冬・・・・」

ヒ「マジで何やねん!この駄作オタクを巡る安っぽいスト−リー!」

ボ「駄作オタクの世界観はイマイチ分からねぇな・・・」

ス『同感だ。』

ヒ「お前さっき駄作オタクに同情しとったやろ!」