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第１話 「虹歌」誕生
ニエルデ砂漠で出会った二人の歌姫マルとアイリスはモエールの森へ向かって歩いていた。
マルの旅の仲間オリバーに会うために。
「アイリスさんはなんで旅をしてるんですか？」
「アイリスでいいよー！えっとね、アタシ、家出してきたの。」
アイリスがなぜか気楽に言う。
「えーっ？いいんですか!?」
「敬語じゃなくていいよ♪多分平気だよっ☆」
（…気楽だなぁ…）
前をみてみると、遠くの方に赤いマントの少年が見えた。もちろんこの少年、オリバーだ。
「オリバー!!アイリスさん!!オリバー来た〜！」
「マル!!あれ、えっと…あなたは…？」
「アイリスです☆よろしく(*^)(*^-^*)ゞ」
（え…顔文字？）
「よろしくお願いします…」
「いやぁ〜えらい久しぶりやな〜！」
「シズク居たんだ」

そんなこんなで3人…じゃなくて4人はすっかり打ち解け、ババナシアのマルの家に向かっていた。
その後、オリバーとシズクは買い物をするために別れ、マルとアイリスの二人が歩いていた。
二人は完全に親友となり、仲良く歩いていた。
そして二人とも歌がすきということが分かり、ミルクの泉の前でデュエットを始めた。
すると…
「あの！！二人とも！歌手になってみませんか！！」
青い髪の女がそう話かけてきた。
「へ？」
「あなたたちの歌なら今の二ノ国を変えられるはずです！」
これが、虹歌誕生のきっかけだった。