第5話 二人の歌巫女「どうせ…人間なんてっ!!」虹歌が結成された頃、ある一人の少女から、心が奪われた。大切な友達は、今にも死んでしまいそうで、その子の回復には、自分の歌が必要で、それでも、歌えない…。この少女は、月の歌巫女・ルナ、と言う。ルナは、歌を奪われ、心を失った。大親友・スピカのために。そのスピカに、命の危険がせまっている。スピカのために、すべてを捨てたから…二人を救うのは、二人の歌姫。虹色に輝く、聖なる歌の力。「虹歌」には、その力がある。