二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: イナイレ〜memory〜60.61更新完了 ついに二人が!? ( No.1001 )
日時: 2012/08/16 20:42
名前: 音愛羽 (ID: d3Qv8qHc)


*65.ありがとうをみんなに*






「「ぇ……えええええええええええええ!!!!????」」




部室全体に部員全員の声が響く。

もちろん僕は叫んでないけど。
なぜかって?




「嘘……だろ?」

「おまえらが?」

「そんなに仲悪かったのに?」

「絶対何かのドッキリだろ」



公表したからですよ、僕とアイツが両想いですよーって。
案の定信じてもらえないわ、そのうえドッキリだなんて言い出した。
信じられない。そこまで言うか?もう傷ついたもんねー、僕の心ずたずただもんねー



「何がドッキリだ。失礼にもほどがあるだろ」

「いや信じられないし」

「よりによってそのカップルかよみたいな」

「先輩……、お似合いですよ」

「無理しなくてもいいんだけど。心の底からの言葉じゃないよねそれ。
  ねぇそうだよね、春奈?」

「そんなことないですよ、先輩」

「そして風丸。お前もなんとか言え」

「うーん、ここから見てる方が面白い感じ」

「悪趣味だなお前は!」

「お前ほどじゃないけどな」

「黙れ」



みんなの注目を浴びる中、この前やっと取り戻した笑顔でみんなに言った。
この瞬間に。今この時に、笑えていることに。
僕にしてくれたことすべてに。



「みんなありがとうな」



「え、なんか気持ち悪い」

「黙れ」

「だっていっつも無表情だったのにさ、いきなりありがとうなんて」


「僕だって色々恥ずかしいんだよっっ」


「いきなりいわれてもなー」



僕が笑えばみんなが笑う。
みんなが笑えば僕も……


良かった。本当に良かった。
何もかもが、今までのために必要だったんじゃないかって、そう思えてくる。

この瞬間のために、僕は生きてきたんじゃないかって……




「さぁ、やるぞ!!練習開始だ!」





円堂の声にみんながうなづいた。







本当にありがとう。
心から君たちに伝えよう。









今までありがとう、そしてこれからもよろしく------