二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: イナイレ〜memory〜65更新!ありがとうをみんなに ( No.1015 )
日時: 2012/08/27 21:15
名前: 音愛羽 (ID: d3Qv8qHc)



*66.‘end'&‘start'*





桜並木の下、僕は歩いている。隣には宇宙一大嫌いで、それでいて宇宙一大好きなやつがいる。
そいつと一緒に歩いてる。ふわりと吹く風に花びらが乗って、吹雪のように舞う。

まるで僕らを包み込むような。



「早いな、もうあれから一年か」

「あぁ、そうだな。お前といるのもこれで丸一年たった……いや二年か?」

「どっちでもいいじゃないか」

「そうでもない」

「相変わらずだな、羽流は」

「相変わらずで結構ですーー」



僕らは晴れて高校生になる。今日は入学式だ。

中学とは変わって僕は二つくくりに。風丸はバッサリ髪を切って短くした。
肩に届かないくらいまで。



このあと、クラス替えやら部活紹介やら、やることはたくさんある。
もう、高校生なんだ。まだまだ実感がわかないけれど、この人となら。

風丸とならやっていけると思うんだ。

だって、いつでもこうして隣にいてくれるんだから。
隣にいて、笑ってくれる。それだけでいい。


それが今の僕にとっては一番の幸せだから。





「いこうか」


「うん」




















まさか高校でも、まだ僕にとってつらいことが起きるだなんて、今の僕は考えもしなかった----------------

















::::::::::::続く::::::::::::