二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: イナイレ〜memory〜 NEW23話:海道 凛:サイド: ( No.268 )
日時: 2012/02/26 19:13
名前: 奈流羽 (ID: lbXRjwI0)

*24.あの子の背中*

それから、屋上は賑やか(?)になった(と思う)。
風丸は週に1度だが、凛は毎日来るのだ。

まるで、あのころに戻ったような-----------------------…。

凛「ま〜たきたよっ☆羽流!」

羽流「凛。おはよう。」

凛「うん、おはよう。」

会話の内容はたわいもない話だが、僕からしたら少し楽しかった。
そしてそれは毎日の日課になっていった。

凛「はい、これ昨日の授業のノート。」

羽流「あ、うん。わるいな。」

凛「いいのいいの!さ、写しなよ^ ^」

ノートも持ってきてくれる。
意外とやさしい(?)。
これで成績はまだましになるというわけだ。
ま、テストは点数いいからそっちのほうは大丈夫だ。((ぇ
(ちなみにこの前のテストは合計点498だった。)

凛「どうやって勉強したら授業受けずにテストの点取れるわけ?」

まるで僕の心の中を読んだかのような話題。

羽流「別に。小学校の時に自分で勉強してたし。。
   家に帰って教科書丸覚えしたら勝手にそうなるだろ?」

凛「((絶句 」

…違うのか?
僕間違ってるのか?

凛「ま、いいや。それよりさ、なんか歌ってよ。うまいんでしょ、歌。」

羽流「いや、別に…。」

どうしてそんなこと知ってるんだ?

凛「風丸くんから、聞いたよ?」

本当に僕の心読んでるんじゃないのか?
不気味だ。

羽流「何歌えばいいんだ?」

凛「何でも。」

羽流「それが一番困るんだけどな。。」

凛「じゃあ、今の羽流と同じ心境の歌。」

羽流「え・・・。」

そういう歌をよく歌うって知ってる?

羽流「わかった。。」

今の僕にあった歌…。

羽流「もうずいぶん経ったなぁ… こんな時間に
   現実感もない 寝不足になったような感じで
   天井を見つめながら 君の温度を思い出してた
   多くをほしがったら 揺らぐバランス
   崩した向こうには 僕らの抜け殻と闇
   本当に堕ちていったなぁ 起き上がるのも嫌になるよな

   大切にしたくて 言葉で縛ってがんじがらめ
   絡まった中には 君の影も見当たらない

   守ろうとした手のひらで 握りつぶしてしまうよ
   ただ君がいればいいのに こらえきれずこぼしてた
   夜が少し遠くなってた」

今じゃない、これはあの時の僕だ。
どうしてこんな。。
凛のほうを見てぎょっとした。
なぜって…、泣いていたのだから。

羽流「凛・・・?」

凛「…は、る。タスケ…。」

直感的に感じた。
これは、

羽流「美香…?」

その名前を口にしたのは何年振りか。

凛「((はッ なんで泣いてるの。。」

もう、違うんだな。
やっぱり、そんなことないよな?

凛「美香って、だあれ?私は凛でしょ?」

そういう彼女が、少し怖いと感じたのは気のせいかな。。

凛「(だめだ、気付かれては。まだ…いや、一生だめなんだ。)」

羽流「いや、ちょっとな。」

凛「ふうん、いいけど。似てるの?私と。」

羽流「あぁ。」

ちょっとどころか瓜二つだよ…。

凛「へぇ、、」

羽流「なんで、泣いたんだ?」

凛「…(なんで泣いたの?早く言って。交替してあげるから。
  でも気付かれるようなこと言ったら許さないわよ。)
  思い出したの、昔を。ちょっと…。」

羽流「そうか。」

感動してもらえたのか、、
それはよかったな。

羽流「凛、もう4時間目終わるぞ。」

凛「そう、、わかった。じゃあね。」

羽流「ああ。」

去っていく彼女の背中は、いつもの雰囲気とは違う雰囲気がした。
あのときの、“美香”のような。。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
はい、なんか登場人物ふえたーー!!
めんどくさ。。とか言わないでやってください<m(_ _)m>
まだ増えるかm((蹴
後で紹介書きます。。
何者なんでしょーね?
美香ちゃんはw
ではおたのしみに。。してる人なんかおらんか((笑