二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: イナイレ〜memory〜 NEW25話:無題 参照…!? ( No.284 )
- 日時: 2012/03/04 21:44
- 名前: 奈流羽 (ID: 6DNfJ1VU)
*26.なりかけの、孤独*
ある日凛は来なかった
羽流「あ〜…ひまだ。」
いつも誰かいるから今日の屋上は妙なほど静かだ
ガチャ
凛…だと思った
でも振り返ると違った
いつもの女子軍団だ
なにかこそこそとしたあと、南さんを残し、ほかの人たちは去っていった
羽流「何の用だ?またいつものやつか?」
敬子「ちがうわ。これ、あげに来たの」
それは、小型ナイフ
羽流「なんだよ、コレ」
敬子「見てわからないの?ナイフよ?」
羽流「そうだけど…」
僕は、ナイフをうけとる
敬子「((ニヤリ」
それがまちがいだった
敬子「やめて!!何するのッ」
は…?
見ると腕から血を流していた。
ガチャッ
出てきたのはサッカー部
円堂「ウソ…だろ?」
女子「ほんとよ…((ハアハア」
女子「あの子が急に敬子ちゃんを刺したの!
急いで、人を呼ぼうと思って…」
口々に何かを述べていく女子たちに対し
目を丸くした、円堂たち
僕モイミワカンナイヨ、
敬子「グスッ…私ね、ずっと羽流ちゃんに…いじめられてた…の…。」
イジメ…?
円堂「そうなのか?」
君まで疑うの?
僕を、、
犯人だと
敬子「教科書とか…破られたり、今日だって、靴がバケツに…グス」
こっちを疑っている目でみつめるサッカー部
見るなよ、こっちを。。
僕ヲ、責メナイデ…
みんなその女の味方になってどうせ、責め立てるんでしょ
あの時みたいに
あの大人たちのように
傷つけたのはお前だと
(ヒトゴロシハ、オマエダ)
いじめてない
(コロシテナンカナイ)
その逆だって…
(僕ハ被害者ダヨ)
“信ジテヨ”
染岡「そんな奴だったなんてな」
違う
半田「がっかりだよ」
ちがう
栗松「先輩…憧れだったのに…。信じられないでやんす」
違う、ちがう、チガウ…
円堂「空音…」
なんだよ、その眼は
なんなんだよ、みんなそろって
“哀れみの眼”、なんてやめてくれよ
秋「イジメ…なんて…」
円堂「人を傷つけるだけだろ?」
染岡「それが、楽しいなんて信じられないよな」
違う違う違う、
どうして信じてくれないの?
染岡「なにも言えないんだろ。
行こうぜ、こんな奴ほっといてさ」
円堂「染岡」
染岡「人をいじめてるんだぞ?傷つけてるんだぞ?
こんな奴、サッカー部に必要ねぇだろ!?」
“こんな奴、この世に必要ないでしょ”
“このガキッ!生まれてこなかったらよかったのに!”
秋「南さん、保健室いきましょう?」
敬子「ええ・・・」
みんな、見捨てていく
みんな、いなくなっていく
最後に僕を見たみんなの目には、
もう、仲間として僕は映っていなかった
敬子「(ニヤ)」
これで、僕は孤独。
(タスケテ、ヨ)
一人残された少女はか細い声で言った
「どこまで苦しめば僕は」
「普通の生活に戻れる?」
「このまま、ずっとこのまま」
「独りはいやだよ…」
(孤独トイウ名ノヒト)