二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: イナイレ〜memory〜 34.風月、羽流  ( No.387 )
日時: 2012/03/20 17:33
名前: 奈流羽 (ID: 6DNfJ1VU)

*35.会いたい、

ああ、目を閉じればよみがえるmemory-----------------------



晴矢「風月、ほんとのこと言えよ。」

急に言い出した晴矢。

風月「何の話?」

晴矢「お前、風月じゃないだろ?」

風月「え・・・?」


どうして?なんでしってるの-------------------


晴矢「風月は、もっと・・・
   笑う子だったし、、それに。
   もとはお日様園の子だから。」


風月「…。」

そうなの?

晴矢「お前は、誰だ?」



ボクは・・・



風月「ボクは…、、」


どうしよう、どうしよう、


こんなにも早くばれるとは思わなかった。



風月「ボク…僕は、空音羽流。」

僕のしゃべり方で言う。

風月「自殺志願者。14歳、雷門中学生中二。部活はサッカー部。ただ今休部中。」

つらつらといい並べていく。

風月「一人称、僕。家族は全員いない、天涯孤独。友達もおらず、孤独の中の孤独。」

こっちを見つめてまばたきひとつしない。
晴矢は口を挟まずきいている。

風月「趣味は歌うこと。勉強はできる方。料理もまぁいける方。」

晴矢「・・・羽流、はどうして風月になった?」

風月「一度屋上から飛び降りた。で、起きたら風月になってた。」

晴矢「風月はどこにいったんだ?」

風月「ボクのなかで眠ってる。」

晴矢「病気は?」

風月「あと一か月の命だって。」

晴矢「…そうか。」

風月「ごめん。」

晴矢「べつに、、・・・お前はさ、」

風月「うん。」

晴矢「どうして生きようと思わないんだ?」

風月「…。」

晴矢「まだ、命があるのに、死のうとしたのはなぜ?
   風月のように生きたいのに生きられない人もいるのに。」

風月「僕は、、」

晴矢「つらくても生きなきゃいけないじゃないか。」

風月「ぅ……さい。」

晴矢「まだ、生きられるのに。」

風月「うるさいうるさいうるさい!!」


生キラレル?


死ねって言ったのは、だれだよ。


風月「僕のなにを、何を知ってるっていうんだよ!!」



知らないくせに、あいつらのようにしらないくせに、

僕のことを簡単に、、









     イワナイデ--------------------!!





晴矢「ごめん、悪かった。」

風月「・・・・こういう、キレイゴトばかりの世界がいやだった。」

晴矢「え・・・?」




風月「晴矢、もう少しここにいていい?」

晴矢「風月が無事なら。」

風月「よかった・・・。」


















サッカーも、キレイゴトかな?

なにもかも、全部キレイゴト?






そうじゃない、のかな。

ああ、僕はもう疲れちゃったよ。







“空音、その程度かよwww”

“お前には、まけたよ”





あれ、おかしいな。

大嫌いなあいつが、目を閉じるたびに出てきてしまう。

どうして、忘れられないの。

どうして、よりによって君が出てくるの。





キライなのに、忘れられない。


恨んでいるのに、本当は僕はまだ円堂たちのこと好き。


秋が、春奈が、好き。










---------------もう一度、会いたい。










そう思っても、表向きの僕は会いたくないという。


















会いたいよ、秋、春奈。

















ねぇ、まだ僕のこと、好き?