二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: イナイレ〜memory〜 NEW39.秋サイド 更新 ( No.457 )
- 日時: 2012/03/28 19:45
- 名前: 奈流羽 (ID: 6DNfJ1VU)
- 参照: http://koebu.com/koe/b8614a23c3f358b3ce40b33d3f7e9f0692888794
*40.ごめんね*
羽流「円堂、車いす押してくれるか?」
円堂「いいけど…どこに…?」
もちろん、秋のところへ
羽流「そうだな、」
あいつらならどこにいるだろう
学校、いやそれはないだろう。
今日は土曜日だし、円堂がここにいる=部活はないということだろうから。
じゃあ、最後に行ったあの公園か?
そこならあり得るかもしれない……
あそこは確かアイツらのお気に入りだとか…。
絶対そうだな、、
うん、きっとあそこだ!
羽流「鉄塔広場の近くの公園って、わかるか?」
僕は円堂に言った。
* * *
風丸と別れ、円堂に車いすを押してもらう。
おお、早い早い((
ちょうど真昼、かぁ。。
あの公園には病院からは20分くらいかかるところだけど…
その半分くらいの時間で行けそうだな、この速さだと。
・・・・円堂すごく息切れしてるけどね
ああ、やっと見えてきた公園。
やっぱりそこには人影が。
ちょっとまって、あれはもしかして・・・
やめてよ、当たらないで。
僕の勘なんて外れて。
僕の今見えた子は、、
ちがうよね、ちがうよね、
いやだ、秋じゃないよね?
ああ、あれは紛れもない、秋で。
蹴られて、殴られて、
羽流「あきいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいッッッッッッ!!!」
許せない、サイテーだ。
秋、秋、秋、秋、秋、秋、秋、秋、
無事でいて。
秋「ああ、」
弱弱しく聞こえる秋の声。
あの凛とした声が、
僕の大好きなあの声が、
こんなことになるなんて、
でも僕の予想は当たっていた。
当たってほしくなかった。
円堂「どういうことだ?」
羽流「やっぱり。」
こんなの、嘘だといってよ、
僕はキッとにらむ。
羽流「誰か忘れたけどおまえ。
自分のやってることわかってるのか?
イジメをすると傷つくのは、誰か知ってるのか?
された者の苦しみを、悲しさを、むなしさを、知ってるのか?」
敬子「なんだ、生きてたんだ。良かった。」
こいつは僕の言葉をあざ笑う。
生きてたんだ、って。
こいつ、正気か?
いなくなったから、ターゲットが。
だから、いじめたのか?
かわりに。
そんなの、そんなのって、
羽流「僕がいなくなったからって何の罪のない秋をいじめるのはおかしい!」
敬子「うるさいわね…。」
羽流「いじめを受けていい人なんてこの世にはいない。
ましてや秋や春奈なんて論外だろう!?
いじめられる人なんて、僕で、僕だけでいいんだよ…!!」
傷つく姿を見たくない、
誰も傷ついてほしくない、
もう誰にも傷つかせたくない、
僕のせいで、傷ついていくのがいやだ・・・
自分はいいんだ、いなくなればいい、死ねばいい。
いじめられたって、殴られたって、けられたって、いい。
ただ、ただ、ただ、
敬子「ふん、それもそうね((クスクス」
羽流「人を傷つけていることは許せないんだよ、僕は。
僕はどうなったって構わない。どうでもいい。
けど、もう、人が傷つくのは見たくないッ。」
敬子「でも実際この子をあなたは傷つけてるじゃない。」
やめて、
羽流「それは・・・。」
いやだ、やめてよ、
敬子「こんなに傷だらけになっちゃってさ。
心も体もボロボロ。あはは、ホントいい気味よね。」
羽流「やめ…。」
敬子「これだからやめられないわ、さ、あんたも返ってきたところだし。
ターゲット交代と行きますか。でもあんたそんな足じゃあねぇ。
もう少しこの子で遊ぼうかしら。」
羽流「やめろ、それだけはッッ!」