二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: イナイレ〜memory〜 NEW40.ごめんね* 更新 ( No.469 )
- 日時: 2012/03/29 15:42
- 名前: 奈流羽 (ID: 6DNfJ1VU)
- 参照: http://koebu.com/koe/b8614a23c3f358b3ce40b33d3f7e9f0692888794
*41.忘れたいのに、*
だいぶ食欲もふえ、腕の力も戻ってきたころ。
毎日見舞いに来てくれる人たち、
仲間。
秋もすっかり元気になり、秋へのイジメもなくなったとか。
学校の雰囲気はそれほど変わらず、あの南というやつも今はおとなしいらしい。
風丸の足も回復に一直線だと言っているし、
染岡や木暮なんかは僕に謝りに来たし…
なんだかんだでサッカー部のみんなとは仲直り、そう、一件落着。
まぁ、僕はそういうわけにはいかないんだけど。
南とはなんかあんな感じだし、きっと僕が学校へ行くようになったらまたはじめようと思ってるんだろう。
クラスのみんなには誤解されたままだし…
円堂たちの誤解は解けたけどなぁ…。
今日は僕の気分があまり良くないので病室にこもりっきりだ。
動く気すらない、食べたくない、話したくない…
すべてにおいて、一言で言えば
だるい
という言葉が一番あてはまるだろう。
とにかく、ひたすら寝ることに決めた僕は寝る準備をしていた。
僕の場合、寝るのに時間はかからないが、寝る準備に時間がかかる。
どの方向を向いて寝ようだとか、どの枕で寝ようかとか。
ほかの人にはどうでもいいことなのだけど…
僕にとってはものすごく大切なことなんだ。
寝心地悪いとすぐ起きてしまうし…
僕はこの世で一番何が好き?
と聞かれれば寝ることと即答するくらいすきなのだ、寝ることが。
だから、それに対しての・・・・・
と、延々と寝ることについて語った後、寝る態勢に入った。
僕のことだから、一瞬で眠りにつく…はずだった。
でも余計なことを思い出してしまったんだ。
真っ赤に染まっている部屋
うずくまる僕
倒れている、人
おじいちゃん、おばあちゃんの顔
血みどろになった、あの暖かかった和室
そこに落ちていた白かったはずの赤がついた紙
書いてあった言葉
-----------------------------、
狂ってしまった僕
本心じゃないのに、亡くなった命
大切にしたかったのに守れなかった僕
鮮やかな記憶、色も、音も、全部覚えてる。
一人病室で思い出していた
眠りたかったのに急によみがえった記憶
思い出したくない、
思い出なんかじゃない、
記憶
オ前ガ、コロシタンダ
全テ無クシタノハ アノ日 オ前ノ言ッタ 「イヤダ」 トイウ言葉ノセイ
オ前ガ悪イ イヤダト言ッタオ前ガ悪インダ
オ前ハタッタノ一言デ人ヲ殺シタ
罪ノナイ命ヲ 望マナイ死ヘトオイヤッタンダ
あのメモ用紙に書かれた言葉が、
僕の心を壊した。
ちがう、コロシタのは僕じゃ、ない
ちがう、コロシタのは僕じゃ、ない
ちがう、コロシタのは僕じゃ、ない
ちがう、コロシタのは僕じゃ、ない
ちがう、コロシタのは僕じゃ、ない
コロシタのは、手を下したのは、
あの人でしょう?
ケタケタ笑う僕に感情などなかった
もう、いやだ。
なんで思い出すんだよ。
こんなの、こんなの、
僕は望んでなんか、ない・・・!
ガラッ
病室のドアが開く
はっとした。
気づけば汗ぐっしょりになっていた僕。
夢…?
今まで寝ていたのか…?
風丸「大丈夫か?」
心配そうにこっちを見てくる風丸。
そりゃあ、汗かいてうなされてる人を見たら思うのも当たり前か。
羽流「いや、大丈夫だ。ちょっと、夢を見ただけ…。」
風丸「その夢、どんだけすごかったんだよ;」
羽流「別に、。」
どうしたらあの過去から逃れられる?
“イヤダ”
あの言葉を言わなければ、
僕が最初からいなければ、
僕が、僕が、僕が、
風丸「-------よ、」
羽流「なんか言ったか?」
風丸「いや、なにも。」
羽流「ほんとかよ?」
風丸「ほんとだし。」
羽流「あやしー。」
風丸「しつこいなぁ、ほんとだって言ってるだろ!?」
羽流「いや、絶対なんかいったって!」
風丸「はぁ、ゆってねぇっつーの!!」
羽流「誰がお前なんか信じるかよッ」
風丸「お前なんかに信じられたら気持ち悪いしー。」
羽流「心配すんな、信じないから!!!」
羽流/風丸「「バーーーーーーカ」」
ほんと、やなやつ。
もうクソ丸からアホ丸にしてやろうか((怒
あーー、むかつくッッ
風丸「(なんであんなこと言ったんだろうなー俺。)」
“だから、そんなに無理すんなよ、”