二次創作小説(映像)※倉庫ログ

きっと、これは未来なの。*円秋* ( No.143 )
日時: 2011/11/05 20:45
名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)

公式キャラのみで書いてみようと思いますっ!
私的には円秋だな、って事で☆
…難しいな^^;




円堂君。

そう呼べば、振り返って笑顔を見せてくれる。それは、いつまでも変わらないと思うの。
中学に入学したあの日から今まで、世界で1番サッカーが好きだった円堂君は色んな意味で成長して、仲間が多くなって、サッカー部を取上げ様としていた夏未さんまで本当に仲間にしてしまった。私はサッカー部の復活と共に円堂君の近くにいたけれど、あんなにすごい人を、私は他に知らない…。

あなたの笑顔が好き、あなたのプレイが好き。
近くに居られて嬉しかった。
ずっとその笑顔を見ていたい、ずっとそのプレイを支えていたい。
ずっと近くに居たい。

でも、それは私だけじゃない。
夏未さんだってそう思ってたと知ったのは、最近じゃないけれど。
円堂君を応援している人がいっぱい居るのを知られて嬉しかったし、仲良くしたいと思ってる。でも…夏未さんにとびきりの笑顔をいっぱい見せる円堂君を見るのは…思っていたより悲しかった。それが彼なんだって分かってるけど、夏未さんは支えているんだと理解しても、どうしても…。自分でも分からないの。

何でこんな風に思うのか、何でこんなにドロドロしてる感情が心の中にあるのか…どこに放てばいいのかな、この想い。

「円堂君。」
「どうしたんだ、秋?」

そんな声が聞こえたかと思えば、明日の準備物を倉庫で揃えていた私の後ろには、円堂君が居た。

私、変な表情して無いかな。
私、ちゃんといつも通りの声が出せるかな。
私、ちゃんと…マネージャーでいられるかな。

「大丈夫か?」
「うん。…明日、がんばろうね。」

明日は世界大会の決勝。円堂君の夢だった世界一が決まる。
応援するよ、精一杯支える。

私はイナズマジャパンのマネージャーだもん。

「ああ!」

いつもなら嬉しい笑顔。

どうしよう、頭の中に…夏未さんと円堂君の姿が、浮かんだの。


好き。
大好き。
一緒に居させて?

倉庫から離れていく円堂君の足音。

涙が溢れて、止まらなかった。




(それはまるで、未来を知らせているみたいに。)