二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: [イナズマ]クエスチョンっ!!第1弾掲載[小説集] ( No.165 )
- 日時: 2011/11/13 20:21
- 名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)
「相変わらず「「でけー…」」
魁渡の呟きに重なる、円堂の声。2人は顔を見合わせて苦笑する。思わず呟やいてしまう、大きな洋風の建物が建っていた。
流星姉弟と雷門イレブンは、その建物の持ち主であるクラリス家に招かれて沖縄に来ている。新しく沖縄のマングローブの森の近くに別荘を建てたのだ。それは今までの別荘よりは少し小さめとティアラは言っていたが。
瑠璃花が、名前を呼ばれた気がして振り返る。
「「瑠璃花ちゃん。」」
「吹雪さんっ!」
雷門全「吹雪!!!」
残念ながら、もう1人はスルーされた様だ。雷門イレブンは全員空気が読める様になったのだ。
ティアラが微笑んで言う。
「じゃあそこの自称神さんは除いて…みんなようこ(「酷いよ?!!」
「ごめんごめんアフロディ^^;」
円堂が謝る。
スルーされたのは世宇子中のキャプテン、亜風炉照美だった。吹雪が苦笑して見上げると、参ったなと微笑み返した。
「久し振りだね、あの劇以来かな。」
「劇?」
と、アフロディの後ろからソフトクリームを持った少女が現れた。途端にアフロディが笑顔になる。抱きついている。
円堂や瑠璃花は誰だか分からない様だ。
「てっ…」
雷全(て?)
「照さんっ!!!ソフトクリーム落ちちゃいますっ!!!!」
呆然とする円堂達に、吹雪が説明した。
「彼女はアフロディ君の親戚で花園詩麗奈ちゃん。中学1年生で成績優秀な凄い子であだ名は“シレーナ”。可愛いからアフロディ君は妹みたいに可愛がってるって言ってたよ。」
「だからって抱きつかねーだろ普通…」
「魁渡の意見に賛成だ。」
鬼道がそう言うと、問題になっていた詩麗奈がアフロディから脱出してティアラ達の元へ駆けて来た。
「初めましてシレーナ。私はティアラ・クラリスっていうの。」
「ティアラさん初めまして…あの、劇って何したんですか?」
ティアラがふき出す。
風丸の表情が暗くなった。恐らく配役を思い出したのだろう。円堂は懐かしいな、と物想いにふける。
「沖縄でアフロディを笑わすためにやったんだ。」
「あれはある意味すごかったな、豪炎寺が直ぐ死んで。」
「そう言う鬼道は出て無かったな。」
「…おもしろかったんですか?」
「おもしろかったよ(笑)」
その時。
「もう1回やる?」
*