二次創作小説(映像)※倉庫ログ

姫佳様リク☆みーつけたっ!!+前編+ ( No.537 )
日時: 2012/05/04 15:24
名前: 伊莉寿 ◆EnBpuxxKPU (ID: r4kEfg7B)


 乾いた空気、照りつける暑い日差し。波の音だけが彼らの耳に聞こえてくる。そんな、静かな昼の事。彼らしかいないビーチの奥には澄んだ碧い海と、雲ひとつない蒼い空がただ広がっていた。

「遊んだなーっ!!」

ビーチに広げたテントの下で、いつもはサッカーばかりしている少年——円堂守が大の字に寝転がって笑顔で言う。それに同意して頷く風丸と豪炎寺、そして円堂も髪を濡らしていた。そして彼ら雷門イレブンは水着、言うまでもなく午前中海水と戯れていたのだ。
 思う存分遊ぶ事が出来たのは、ここがプライベートビーチだから。世界一の財閥・クラリス家別荘の〝庭〟なのだ。ここに来る事が出来たのは、クラリス家の御令嬢ティアラ・クラリスととても親しい人物がサッカー部にいてしまったからである。ちなみにそのティアラは、今マネージャーたちと一緒にお昼を作っている。結構前に行ったから、そろそろ終わるはずだ。

「みんなー、サンドウィッチ運ぶの手伝ってー!!」

その声に、ビーチで休んでいた全員が屋敷を振り返る。
金髪に赤い瞳の美少女が、バスケットを持って立っていた。


**

「壁山、食いすぎ。」
「魁渡君は小食すぎッス!」

両手にサンドウィッチ(8個目と9個目)を持つ壁山は、同じペースで食べ続けている。2人のやり取りを見て秋は苦笑し、夏未はため息をついた——ただ、微笑みを浮かべて。彼女は相変わらずおにぎりを上手く握れないが、今回は同じ材料を使ったのだから大丈夫なはずだ。

「!ぐっ…!?」

大丈夫なはずなのに、全員円堂の表情には見覚えがあった。風丸たちが自分たちにも危機が迫っている事を悟り絶句する中、近くにいた瑠璃花が慌てて紙コップに麦茶を注ぐ。ティアラは首を傾げて、水を飲む円堂を見ていた。

「キャプテン大丈夫ですかっ!?」
「だ…いじょ、(この塩加減…絶対夏未だ…!!」
「うーん、その具のチョイスは夏未だけど…」
「あら、私普通に作ったわよ?」

きょとんとする夏未。

「ええっと)きっとキャプテンは美味しすぎてびっくりしたんですよ!!;;」
「そうだな。」

春奈の言葉に、鬼道は冷静に相槌を打つ。円堂は麦茶を飲み込みながら、必死に頷いた。そのフォローに目を輝かせる夏未は、きっと長生きするだろう。

「ねえっ、午後は何する!?」
「サッカー!!」
「「円堂は黙っとけ」」
「キャプテン、せっかくクラリス家の別荘に招いてもらっちゃってるんですよ!サッカーとは少し離れても…」

宍戸の言葉に、それもそうだなと笑顔で頷く円堂サッカーバカ。そのやり取りを見て、瑠璃花が提案した。


「じゃあ…午後は別荘の中で遊びませんか?」

**

 午後は偶然遊びに来た一之瀬と土門、マークが加わった。ディランは用事があって来れなかったようだ。そしてアメリカ組の昔話が始まり、懐かしいと言う事でかくれんぼをすることに。範囲はクラリス家の別荘1階、鬼は別荘に来た事があるティアラと鬼道、一之瀬と土門に決まった。

「じゃあ今から10秒数えるね!」
「「広すぎてどこにも行けないし!!」」
「えー、そんな事無いよ?部屋はこのドアの数見てもらえれば分かる通りたくさんあるし、シャワールームもあるし、図書館もあるんだよ?使った事無いけど(笑)」
「6階にも風呂あったよな…?」
「土門記憶力良いね!」

確かに、まるでホテルの様に部屋数は多い。良く客人が来るとかで部屋はたくさん必要なのだ。

「もちろん部屋に隠れるのもありだよ!制限時間は1時間で良い?」
「逃げ切った奴には賞品があるらしいぜ!」
「「!!」」
「見つかったら私の嫁を1個ずつって事で♪」

魁渡の朗報。クラリス家からの賞品には、期待が膨らむ。
結局1分数える事になり、数え終わった鬼達が振り返ると誰もいなかった。

「じゃあ俺は土門と部屋を探すから…」
「俺は反対方向に行こう。」
「全員見つけたら嫁何個かなぁ…♪」

こうして、かくれんぼが始まった。


***

参加者:円堂・豪炎寺・風丸・松野・壁山・少林寺・影野・栗松・半田・宍戸・染岡・瑠璃花・魁渡・マーク
鬼:ティアラ・一之瀬・土門・鬼道

ティアラ「続くらしいよ!」
瑠璃花「全然ギャグじゃないね!」
魁渡「さすが伊莉寿!」

*to be continued!!*
姫佳さん、駄文で申し訳ありません。駄作者の駄文がさらに酷くなっている様な気がする時期、スランプの様です。