二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 短編小説 *戦国BASARA* ( No.1 )
日時: 2011/10/16 17:32
名前: ☆Milk☆ (ID: vOB0vHGS)

*夕日の絆* 〜幸村と佐助〜




「しゃしゅけ(佐助)ぇぇえええ!!!しゃしゅけはどこだぁああああ!!」
あぁ・・・またうるさい声出して・・・。
ったく、ほんとに弁丸様は・・・。信行さんはあんなに大人しいのに。誰の血を受け継いだんだか。
「あーーーー!!しゃしゅけぇ!」
「どうしたんですか?」
「虫!虫がぁ!」
はぁ?虫?あんた・・・将来戦国武将のくせして何を・・・。
「こっち!こっちにおったぞ!」
はいはいって言いながらも、俺様もう体力限界。
「はい、退治しましたよ。」
「有無!よくやったぞ!」
・・・なにこの・・・ちっちゃいのに上から目線で見られる悔しさ。
はぁ。もう・・・。最初は絶対やだって思ってたのに、いつの間にか俺様慣れてんじゃん。
まだ一ヶ月だってのに。



「佐助!!!佐助はどこだ!!!」
・・・なんで十年も経って成長しないかな・・・。
あーあ。体は動きたくないのに。だってまたどうせ団子買ってこいでしょ?
疲れるし。そもそも忍の仕事じゃないよそれ。
・・・でもなんでかなぁ。体が動いちゃうでしょ?
旦那はほんと危なっかしくてどじなんだから。
何かあったらどうしようって思っちゃうじゃん。
俺様の使命は旦那を守ることなんだよ?昌幸様に命じられてんだから。
「おお佐助!ここにおったか!」
「何さ、旦那。」
「夕日がすごく綺麗だ!これは見ないと損すると思ってな!」
・・・何、そんなこと?
お人好しも、相変わらずだ。
「旦那、そんなことで呼んだの?」
「そんなこととは何だ!佐助は俺の従者だろう!?」
「・・・まぁそうだけど・・・それで?」
「主人と従者が喜びを分かち合うのは普通ではないか!」
なんだこの人。
まぁ、そういうとこ嫌いじゃないけど。
「変なお武家様だねぇ。」
「へっ!?変とは何だ佐助!!!」