二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 短編小説 *戦国BASARA* ( No.100 )
- 日時: 2012/03/22 09:20
- 名前: ナル姫 (ID: 3ZIdEbTb)
「良いのか?ナルト?だっけ?の二の舞だぜ?」
「俺は勝つ。」
「サスケ君頑張れー!」
「honey!俺も応援しろよ!?」
「私あなたのハニーじゃないです!」
「じゃあもう始めますよ?」
カカシが手を挙げて、始めの合図を出した。瞬間、サスケは走り出し、政宗の近くによる。
「速いな。流石、うちは。」
余裕そうに言い、一旦後ろに下がった。サスケはまた走る。サスケの拳を、政宗は受け止めた。
「何だよ、雷同士、仲良く殺ろうぜ?」
「俺はアンタと仲良くなる気はないっ…!」
「悲しい奴…。」
政宗はまた下がった。そして不敵に笑う。
「なら、早く殺っちまうか。」
そう言うと、刀を鞘にしまい、印を結びながら何かを唱えた。サスケはここぞとばかりに政宗に攻撃を仕掛けたが、遅かった。
「雷遁幻術…。」
「遅ぇ!」
どっちが、と聞こえた気がした。
「潜幻!」
途端に、サスケは動かなくなった。地面の上に倒れる。
「サスケ君!!」
政宗は動かないサスケの首筋に刀をあて、勝負ありと呟いた。
「もうっ…幻術解きますよ。」
「やれるもんならやってみな。だが気を付けろよ?俺の雷はお利口さんだからな。」
サクラは怪訝な顔をして、解の印を結んだ。その瞬間、サクラも地面の上に倒れた。
「サ…クラちゃん…?」
「だから言ったのに…。」
「テメェッ!何しやがった!!?」
「言ったろ?俺の雷はお利口さんだって。」
ナルトは意味不明という顔をした。政宗は続ける。
「俺の雷は幻術のチャクラを運ぶ。解の印を結ぶ時、必ず幻術に掛かっている奴のチャクラが変わるだろ?それを、俺の雷は感じ取って、チャクラの性質からその持ち主を探すんだ。そして、解の印を結んだ人に幻術を掛ける。どうだ?良く出来た術だろう?」
パンパン、と手を叩く音がした。見るとカカシがニコニコして、お見事と言っている。
「カカシ先生!そんな事より二人を何とか…。」
ナルトが言った瞬間、政宗が脱力したように座り込んだ。それと同時に二人が起き上がる。
「あー…チャクラ足りねぇ…。」
「そう言うことだから、安心しな、ナルト。」
カカシが笑って言った。