二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 短編小説 *戦国BASARA* ( No.109 )
日時: 2012/03/23 13:55
名前: ナル姫 (ID: vBUPhhME)

何事も無く枯葉の里までの道を進み、日が沈む頃となった。ナルトたちは宿を借りることにした。コスモが金を出してくれるそうだ。

「おーーー!布団がフカフカだってばよー♪」
「お、マジだ。あー気持ちいい。」

風呂上がり、布団の上で寝転がっているナルトと政宗を横目に、サスケは火影宛に任務遂行の様子を手紙に書いていた。特に異常はなし、また、変わった様子もなし。もっとも、さっきナルトが女湯を覗こうとしてサクラに殴られたのも、政宗がサクラにおやすみのキスだとか言って無理やり唇を奪ったのも秘密だ。

「あきはらのオバチャンはサクラちゃんが守ってるし、大丈夫だよな?」

ナルトが上半身を起こして言った。

「あぁ。第一、襲ってきても山賊程度だ。宿にまではこねぇよ。」
「フーン…それが、Cランク任務ねぇ。」

政宗は横になったまま話を聞いている。ナルトもまた横になった。下忍と中忍がやるんだと、説明を加える。そして、外を見た。夜空には無数の星と、大きな満月がある。

「おお!見てみろよサスケ!政宗!でっけぇ満月!」

サスケは言われて、外を見る。そした、本当だと呟いた。政宗は外を見ようとしなかった。

「政宗、そんなに起きんの嫌なのかってばよ?」
「…別に?」
「じゃぁ見てみろよ?」
「…満月は好きじゃねぇんだ…。」

政宗は寝転がったまま囁くように言った。