二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 短編小説 *戦国BASARA* ( No.112 )
日時: 2012/03/23 21:44
名前: ナル姫 (ID: 3ZIdEbTb)

「スゲェなぁ…。」
「綺麗な並木道…。」
「だがこの里は山が近いからな、山賊も多い。早く過ぎた方が良いな。」

とは言うものの、一日はここに居なければいけない。この先は柿の里まで山道だ。女のサクラやコスモ、任務に慣れていない政宗が野宿というのは可哀想だろう。

「取り敢えず、進める所まで進みましょう。」









<ガシャンッ>

何かが割れる様な音と、悲鳴が聞こえた。

「何だぁ?」
「何の騒ぎかしら…。」
「行ってみるか?」

政宗の声に3人は頷いた。コスモだけ不安そうにしていた為、男子は騒ぎの方に向かい、サクラはコスモとその場に残った。

「だ、大丈夫ですの?あの子達…。」
「大丈夫です。そこいらの賊なんかにはやられませんから。」







男子3人が向かった場所では、酒屋で山賊が暴れていた。政宗が言う。

「あれは一度、痛い目に遭わしてぇな。」
「…政宗、俺ってばお前の行動一つ一つにムカついてたけど、今回は賛成だってばよ。」
「俺も同感。」

「…じゃあ、行くか。」




「やいやいテメェらぁ!何やってんだってばよ?」

ナルトが真っ先に先頭に出る。山賊はナルトを睨み付けたが、そんなもの何ともない。相手は5人。

「3対5?丁度良いじゃねぇか!」

政宗が不敵に笑う。

「何だと餓鬼!!」
「唯の餓鬼じゃねぇってばよ?」

ナルト、サスケ、政宗はそれぞれクナイ、手裏剣、刀を構えた。

「いっくぞぉ!!!」