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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 短編小説 *戦国BASARA* ( No.116 )
- 日時: 2012/03/26 15:22
- 名前: ナル姫 (ID: MLDU0m30)
何か手紙を書いてみました。
佐助へ
君は覚えているかな
あの日、君が躑躅が崎館にやって来た
父上に連れられて
俺はその時、寝てたな
それで、君は、俺を見て笑ったって聞いたよ
俺は六歳で、君は十三歳
知ってるかな
君と俺があった日は、
単なる出逢いの日じゃないよ
君が笑ってたって聞いたとき、
年上だからって馬鹿にするなって
必ず君の、いい主になるって
覚悟を決めた日でもあるんだ
小さい頃は、いろいろ迷惑かけたな
今もじゃん、なんて思うなよ?
これでも、成長したと思ってるんだ
また馬鹿にするなよ?
戦に出るようになってからは
よく無茶をしたな
君に何度も助けられた
あの時死んでたら
政宗殿に会えなかったな、とか
佐助といる時間も少なかったな、とか
色んなことを思うんだ
団子を買うのも忍の仕事
なんて俺は言うけど
本当はそんなこと、
全然思ってないよ
君とは、他愛ない話をしていたいから
一緒に団子食べて
縁側で楽しく過ごしたいから
だから買ってきて貰おうかな、なんて
ちょっと恥ずかしいけど、
一応言っておこう
これからも宜しく
今まで
「ったく、旦那ったら。俺様に手紙、丸見えなんだけどなぁ。こんなとこで寝ちゃって…。ま、いいか。とりあえず俺様から先に言っておきますかね。
旦那…今までありがとうね。
んで、これからも、どうぞよろしく。」
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