二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 短編小説 *戦国BASARA* ( No.123 )
日時: 2012/04/01 14:39
名前: ナル姫 (ID: AZnIL7RT)

日曜なので、シリーズ、『バサ日』



「政道、今日は四月一日だな。」
「?そうですね。」
「つまり?」
「…!エイプリルフール!」
「そうだ。」
「ってことはまた姉上に悪戯を…?」
「今日は親父にもお袋にも怒られないからな♪」
「…もう…。」




「小十郎ー♪」
「政宗様?いかがなさいました?まだ勉強の時間では…。」
「いや、さ。一寸協力してくれねぇかなぁ?」
「…協力?」



…なんか弟たちが変なんです。特に政道がそわそわしてます。
あ、どうも。シリーズ主人公、梓です。

「姉貴!姉貴!ちょっと来い!!」
「もう、何よ?」
「ほら、これこれ!!」

机の上に置いてある手紙?

『梓…俺、やっぱり無理だ。本当に好きな人と暮らすことにする。
探さないでくれ。             小十郎。』

「…!!!?」
「小十郎が出ていっちまった。」

…ふふふ。今日はエイプリルフールね、政宗。手の込んだ嘘をつくとは思ったけど…まさかこう来るとは思わなかったわ。

<ゴンッ>
「いてっ!!」
「アンタは小十郎まで使って嘘つくんじゃないわよっ!!」
「何だよぉ!どこにそんな証拠が!?」
「政道がメッチャそわそわしてたのはこれね!?」
「え?あぁ、それは違う。」

急に真顔になった政宗。

「…え?」
「政道には親父のヅラを取るという超重要任務を」
<ガンっ>
「いってぇ!!」
「雅道ーーー!!それだけはだめぇーーーー!!」










「…簡単に騙されたな。」
「兄上…二重に嘘つくなんて…。」
「結局、どういうことなんですか?」
「まず俺が、小十郎が書いた嘘の手紙を姉貴に見せる。信じたら信じたでいいけど、多分信じないだろ?」
「何でわかるんです?」
「政道にそわそわして貰ってたからな。これで嘘だってわかる。で、俺は、真顔になって、『雅道がそわそわしてたのは親父のヅラを取るため』っていう。でも、それも結局嘘だったと、まぁそういうこと。政道がそわそわしてたの見たら、信じるだろ?」
「…仕方のない御方だ。」