二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 短編小説 *戦国BASARA* 【参照1000突破! ( No.141 )
- 日時: 2012/04/13 12:43
- 名前: ナル姫 (ID: zyz/JhZx)
ひさびさにギャグ日パロ。キャラ崩壊注意!!!
真田幸村の楽しい木造建築
「甲斐に行ってて忘れていたが、建設中の上田城が完成している頃なんだよな。楽しみだ。」
「…酷くこざっぱりしてる〜〜!!」
「ちょっと大工殿!?上田城が全然出来ておらぬ!!と言うか全然出来てへんと思わんがな!!」
「上田城なら未々だぜ?だってアンタ、金けちって俺一人しか雇っちゃいねぇだろ?」
「良いではないか。」
「…良いけどよ、あと30年は係るぜ?」
「何!?困るでござる!もう出来てると思って佐助に招待状書いてしまったと言うのに!!」
—猿飛佐助の家
「郵便です!!」
「ホゲー!アホの旦那からだ。何だろ一体?」
<アホの佐助へ
上田城が出来ました(様見ろ)
土産を持ってこい。いい土産を持ってこい。
真田幸村
PS.風呂上がりに耳を掃除すると、湿っている。>
「ムカつく。上田城か、行かないと旦那怒るだろうな。行ってちょっと見てすぐ帰ってこよう。2秒くらい見て。」
「兎に角もう小屋でも良いから造って下され!」
「小屋で良いのか!?」
「急いでくだされ!明日までに造るでおま!」
—翌日
「旦那に会うの久し振りだな〜あ、いけない土産忘れた。ま、その辺の草で良いでしょ?小石も少し。地図だとこの辺だよね上田城。これじゃないよねまさか。」
<上田城>
「なんか書いてあるけど違うよね?」
(これが上田城だなんて俺様信じないよ。ここに旦那がいたら信じるしかないけど。)
「え〜〜♪」
(居たァ…何か歌ってるギターの位置低!)
「あ、よく来たな佐助。待っていたぞ弾き語りしながら。」
「弾いてなかったけど!?」
「実は弾けないのだ。今日始めたばかりで。」
「それなのにそんなに誇らしげにぶら下げてるのー!?」
「ふぅ煩いな全く…ギターなんて止めるでござる!!」
「もう止めた!!?」
「まぁ兎に角入れ入れ。出来立てほやほやの上田城だぞ。少し変な臭いするが入れ入れ…あ待て!土産は持ってきたか?」
「あ、要るの?」
「要りまくる!ただで上田城に入ろうだなど図々しいにも程があろう!片腹痛い!」
「はいよ。」
「俺はこれだけが楽しみで—!!…お前。」
「謝るからさ、旦那。そんなに凹まないでよ。」
「草ってお前…石ってお前…。」
「それより、いい部屋だね旦那。落ち着きがあって。」
「そんなにいいか!?」
「あ、機嫌直った。」
「お前、中々城を見る目あるな佐助。」
「城じゃないよ。」
「あ、甘味があるぞ食うか?少し変な臭いするが。」
「要らないよそのアーもう臭っ!!魚臭っ!!」
「なんだ、旨いと言うのに…ムッシャムッシャ不味!!」
「不味いの!?」
「蟹の食えない所の様な味だ!飲み込めないほど不味い!佐助、茶を入れろ台所あるから!」
「えー?俺様客じゃないの。旦那が入れてよ。」
「何を言うか俺はお前の雇い主だぞ!?」
「ったく偉そうに…。」
「偉いからな☆」
「臭かった〜台所何か亀虫みたいな臭いした。床ギシギシ言うし大丈夫なの?この上田城。あ、風呂まで。何で台所とか風呂があるの上田城?どんなんだろ?」
<ガチャ>
「おのの、いなふ。」
「旦那!旦那!風呂に変なヤクザが!」
「フィッシュ片倉殿だ。片倉殿にはお前のこと教えてある。」
「名前間違えられたよ俺様!?全然違う名前で呼ばれたよ全然違う名前で!!」
「すまぬ俺が間違えて教えてしまった。」
「何で間違えたの!?有り得ないでしょ!!」
「お前の名前覚えずらいんだよ!!」
「覚え…易くはないだろうけど覚えずらい事はないよ!!」
「あーもう煩いぞ!良いから茶をくれ茶!このお茶男!」
「誰がお茶男だ…クッソ〜ムカつく…!はい、お茶。」
「猛烈に指入ってるーーー!!」
「流石俺が十勇士に選んだ忍…露骨に地味な嫌がらせしおって…。」
「じゃ、俺様帰るよ。」
「何?もうか?泊まっていったらどうだ?しっかり布団も有るぞ?変な臭いするが。」
「何で何もかも変な臭いするの?泊まらないよ!」
「何だよ、枕投げを楽しみにしていたのだぞ?なぁ頼む。一生のお願いだ。」
「分かったよ。その枕ちょっと貸して?」
「おう。」
「いくよハイ。」
「じゃ、そう言うことでお邪魔しました。」
「待てーーー!!?何処の世界にこんな悲しい枕投げが有るんだ!?ワンスロのみってお前!俺は一生のお願い使ったのだぞコラァーー!!もっと本気でバンバン来い!」
「でも旦那。本気でやると枕でも痛いじゃない…。」
「見くびるな!枕だろうが石だろうが、華麗に避ける!」
「そう?じゃ、遠慮なくハイ!」
「ポピーー!!」
【今日のポピー】
『アイスランドポピー(花言葉・慰め)』
「直撃じゃない旦那…避けてよ…。」
「石は止めろ…石は。」
「だって避けるって言うから。」
「分かったぞ…何でもありのルールで良いのだな?知らぬぞお前…。」
「もう帰って良い?」
「それなら俺にも考えがあるからな!思い知れ『湯呑みマッスルアタック』!!」
「危な!!」
「早ー!!」
「ゆ、湯呑みが刺さった…。」
「もう許さぬ…本当に許さぬぞ佐助…。」
「えー?今のは旦那の自業自得でしょ?」
「黙れ!俺の辞書の中に自業自得なんてないのだ!」
「なんて自分勝手な辞書だよ!?」
「自分勝手なんて言葉もない!食らいやがれ!超必殺『桃山文化アタック』!!」
「暴れないでよこんな狭い部屋で!!」
「戦国文化の重みを知れーーー!!あ、避けられた。背中痛!!」
「は!地震!?」
「ん?しまった!今の衝撃で上田城が崩れそうだ!!」
「崩れそうなの!?」
「実はこの上田城、急いでテキトウに造ったから柱とか結構ユルユルなのだ!!」
「ユルユルなの!?」
「クッ!こんなことになるなら佐助なんかに伝説の技使うのではなかった!」
「それより旦那、早く外に逃げ」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「俺は、諦めぬぞ、佐助。頑張ってギター、続けてみよう。」