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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 短編小説 *戦国BASARA* ( No.42 )
- 日時: 2011/12/17 16:34
- 名前: ☆Milk☆ (ID: PRmCvUEV)
*魔性の子* 〜梵天丸と小十郎〜
「ねぇ小十郎。お団子食べたくない?」
可愛い顔して近づいてくる子供が一人。彼がこの間から面倒を見ている伊達家の嫡男・梵天丸である。
普段笑わない分、こういう甘え方をするとどうも可愛く見えてしまう。元々可愛い顔だが。しかし甘え方を本当によく知っている。・・・と、従者である小十郎は思った。
しかし、負けてはならない。教育しなければいけない。
「いけません梵天丸様。まだ写経が残っています。」
しかし諦める梵天丸ではない。
ふくれっ面になるのだから困る。
「いけません!写経を終えてからにしてください!」
すると今日はいつもと違う戦法を持ち出した。普段なら不本意ながら写経を始めるが今日は違う。
「・・・。」
泣きそうだ。ついに泣き落しを使い始めた主。
なんて顔だ。可愛いな。
誰の入れ知恵だ。誰なんだ。
うぅ・・・それにしても可愛い。末恐ろしい子だ。
しかしこちらにも義務がある。
「梵天丸様!男同士に泣き落しは通用しませ・・・。」
「梵天丸。」
・・・和尚様??なんでここに。
すると『お、使ってるな、泣き落し』とうい顔の和尚。
「・・・貴方か!!貴方の入れ知恵か!!」
和尚が小十郎からまさかの説教を食らったのは、また別の話☆
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