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Re: 短編小説 *戦国BASARA* ( No.6 )
日時: 2011/10/19 17:23
名前: ☆Milk☆ (ID: u.eaSnNq)

*My cat*     〜政宗と夢(オリキャラ)〜






なぜ私が・・・あの男なんかに・・・!
私、田村夢、元々は妹の愛が嫁ぐはずだった伊達家に嫁ぐことになりました。
父上・・・!私はおおざっぱでガサツだから嫁がせないっていったじゃない!私は嫌よ!奥州の独眼竜っていったらあれでしょ!?
女嫌いで有名じゃない!
それで今回渋々受けてくれたぁ!?ふざけんじゃないわよ!
あームカツク!
「ゆ、夢様、そろそろお支度を・・・。」
もー・・・嫌・・・。

・・・婚儀があった夜。やっぱり添い寝するのよね・・・。やっぱりね・・・。
冗談じゃないわ!!
なによあのえっと・・・片倉小十郎!?『一緒に寝るのが普通です』ぅ!?嫌!嫌よ〜!!
「・・・何百面相してんだ?」
「ひゃっ!?」
上から声がしたと思ったらあの男・・・いやいや、政宗様だった。
「何でもありませぬ!」
「ふーん・・・。」
ムキーーーー!!!何なのこいつ!!!
てゆーか何!?風呂入ってきただけなんでしょ!?
なんで水に濡れただけでこんなに色気があんのよ!分けろー!!
「白丸〜・・・。」
「白丸?誰だ、そいつは。」
「私の好きな人。」
「ふーん。どんな奴?」
「白くて、ポテっとしてて、ふわふわの猫。」
「・・・ね??」
「そうよ!猫よ!それが何か!?・・・?」
政宗様の顔が・・・白丸みたい。
驚いた顔だ。白丸だ。てゆーか猫そっくりだ。キョトンとしてるのがそっくり!
「・・・アンタ・・・猫みたいだね。」
「アン!?」
「あはは!怒った顔もチョーそっくり!」
「ざけんな!俺はcat(猫)じゃねぇ!はぁ・・・つーか・・・ほんとにガサツな姫だな・・・。」
「何を!?猫のくせになまいきな!」
「だから俺は猫じゃ・・・Ham・・・。そんなに遊んで欲しいか。」
「は?何よきゅうに・・・ひゃっ!」
は・・・は・・・。

鼻舐められたァァァああああ!!!

「俺は猫なんだろ?」
政宗様は意地悪に笑う。
一瞬好きかもとか思ったのに。
奥州の夜は、静かに深くなる。
空には満天の星が降る。
「やっぱりアンタ嫌い。」
「俺も嫌い。」