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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 短編小説 *戦国BASARA* ( No.74 )
- 日時: 2012/03/11 11:59
- 名前: ☆Milk☆ (ID: t3n5DtaJ)
城に帰ると愛が必ず死んだフリをしています。
城に帰ると愛が倒れてる
背中に突き刺さる薙刀
畳血まみれ
知らない人が見たら
腰抜かすかもしれない
俺が落ち着いて
「今日のは掃除が大変そうだ」
と笑うと
愛はうつ伏せのまま満足そうに
「ククク」と笑ってた
城に帰ると愛が必ず
死んだフリをしています
明日はどんな死に方しているのか
予想すら出来ない
ある日は頭に矢が刺さってたり
武装で刀抱えてたり
長ネギに埋もれて死んでいた時には
戸を閉めようかと思った
後片付けも結構大変で
血付いた畳を替えたり
矢が刺さったまま添い寝しに来るのは
勘弁して欲しい
城に帰ると愛が必ず
死んだフリをしています
ちょっと褒めると
調子に乗るから
出来るだけスルーで
家督継ぐ前は
忙しくなくて
愛といる時間が多かった
徹夜で馬をあてもなく飛ばして
海見に行ったりしたのに
家督を継いで
戦が多くなり
愛と一緒にいれなくなった
城で一人心配する愛の事を考えてなかった
城に帰ると愛が必ず
死んだフリをしてるのは
あの頃の俺らに戻りたいからか
俺にはわからない
城に帰った俺を待ってる
愛の演技見ることが
俺ら二人の愛の形ならば
それはそれでありだろう
城に帰ると愛が必ず
死んだフリをしています
今日はどんな死に方しているのか
期待して引く襖
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