二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 短編小説 *戦国BASARA* ( No.83 )
日時: 2012/03/17 17:56
名前: ☆Milk☆ (ID: .CNDwTgw)

「小十郎小十郎。」

小さな主に後ろから呼ばれ、俺は振り向いた。
そしてその時、言われた。

「はろー、はうあーゆー?」
「…。」

脱力。

「梵天丸様、いつ誰がどこでそのようなお言葉を?」
「さっき常長が、あっちで。」

正確に全て答えられた。

支倉常長殿。南蛮の方に行っていたが…帰ってきたのか。

「常長がねぇ、父上に言ってた。」
「意味も分からない言葉をお使いになられるな。」
「こんにちは、ご機嫌いかが?だって。」
「…。」

常長殿…。なんて言えばいいのやら。

「可笑しいね、小十郎。だって会った人に、ご機嫌いかが?って言うんだよ?梵達そんなこと言わないのにね。それで言われたら、元気です、ありがとうございますって言うんだよ。」

クスクス笑う主。そんな可愛い顔しないでください。
主は俺をもう一度見る。



「こんにちは、ご機嫌いかが?」
「元気です、ありがとうございます。」










「Hey!!小十郎!How are you!?」
「ハイハイ元気ですよ。」
「どんどん反応が冷たいよなお前…。」
「?」
「昔は…元気です、ありがとうございますって言ってたのに。」
「そうでしたか?」
「覚えてねぇか。」
「申し訳ございません。」
「…。」
「政宗様?」

「こんにちは、ご機嫌いかが?」

「…元気です、ありがとうございます。」


主はいつもの笑顔で笑う。