二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: とんがりボウシとおしゃれな魔法使い日和(コメント募集中! ( No.140 )
日時: 2012/02/17 17:44
名前: ^あずき^ ◆ktuOumAFjE (ID: PtJSydhi)
参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_m/view.html?766815&

000二十二話000 または*四十三話*

 <魔法の使えない魔法使い&仙人VS強力な魔力の魔女>

しばらくその場をふらついていると後ろからトントンと肩を叩かれた。
 
 「ねえねえ、魔法対決しよぉ?」

名前も言わずに聞いてくる少女は、いかに怪しいかが分かった。
私はその場を立ち去ろうと思ったが少女は凄い力で肩を引っ張っている。

 「ぐっ…。」

 「痛いぃ?あは、もうあたしが勝負を仕掛けてきた所で勝負開始。審判はアタシの使い魔リューラね!」

青い使い魔が少女のポッケからヒュウっと出てきた。
お化けの様な形をしていて、使い魔かと驚いた。

 「それとぉ、おねーたん、まほー禁止されたんでしょー?これもあなたの強大な力で空間フィールドを壊されたくないかららしいよぉ。」

(そうなの!?じゃあレラさんは…)

 「あっそかぁ。おねーたんは仙人さんとも一緒だったんだぁ。」
 
 『攻撃、開始』

頭の中に鳴り響くその声は、使い魔リューラから聞こえた。

 「おーい!あたしもファーリーの仲間に入るよ。」

 「むむ。でもあなたも仙人術は禁止されたよねぇ。何も出来ないんじゃぁないのお?」

 「ああ、そこは関係ない。あたしは1000000リッチとモンスターを交換して来たんだ。」

ええ!どんだけリッチなん!?

 「あたしはいっつも魔法でお金出してるからさ。相手をコントロールして高級品でも無料でもらえたりするんだ。」

 (…いけないと思う。)

 「さぁ、どうかしらぁ。どうせ勝つのはあ・た・し。魔法・時間・止まる!」

 「こっちこそどーかなあ。魔法よけの盾をレルラから貰ったんだ。」

ジャキーン!緑色の光を跳ね返した。あの色は、魔法!?

 「これじゃキリがないじゃないの。」

私にも、ちゃんと武器はある。体だよ。

 「ファーリーキイック!」

 「・・・!!」

 「おい、おまえ…。頭パーだな。あいつの周りは結界貼ってあるんだよ。」

 「えええええ?!?!?!?!?!」

でも、私も結界の貼り方知ってる。

 「魔法・自分・守る」

パーン!二人の外側に結界。

魔法使えない筈…なのになぜ!

 「分かったよ、おねーたん。おねーたんは禁断の街の校長に魔力を認められているのかもねぇ。だから少しだーけ、魔法は使えるかもよ?」

 「なら…」

 「ファーリー、何するんだ」

 「魔法・時間・止まる。」

すると、相手の少女の動きは止まった。大人しくなった所で、少女の情報が入ってきた。

 名前・カーリ
 性別・女
 目的・魔龍倒しの女。10本の指に入る力を持つ。

 
 「さてと…時間が止まったところで何をするか」

 「魔法・電流!」

ビリビリビリ!カーリの体に電流がまいた。
カーリは倒れてしまった。

 「おねーたん…まだ生きてますんだ」

口だけを動かし始めたカーリ。いったい何をしようっていうの!?

 「あたしは魔龍倒し、死ぬわけにはいかないのぉ。そこらの魔龍が暴走したら、一人は犠牲になるわよぉ?」

 「…」
 
 「だからあたしは生きなきゃならない。今すぐあたしの息を吹き返してもらわないと、せめてあなたぐらい死んでもらわなきゃね。」

 「ええーい!魔法・おまえ・生きる!」

レラさんは呪文をメチャクチャに唱えた。

 「有難う…。では終わりの祠に行ってもらお♪おねーたん、この「終わりの石」を始まりって書いてある所にさしこんでねぇ!魔法・ワープ!」

***********************************************************************************

うーん、此処は…

 「起きろ!」

 「レラさん・・・」

 「差し込むぞ。」

ガッ。

ピカーン…

サー

 (てかこの音何)

突然、目の前は真っ暗に……

                      ★

 「がんばったですね最終ボスのはずのカーリをあんな早く倒してしまうなんて。」

 「で、校長、お目当ての物は!?」

 「残念です。先にティスさんが取って行ってしまいました。」

 「あ゛ーーー…ホントサイアク。こんなに苦労して残念賞がティッシュ!?ふざけてるだろ!」

 「しかたのない事です。次回は「第六回★ブラガン 不思議のダンジョンゲット*リアルプレイ」にかけましょう。」

 「……はぁ……」

 「早く帰ろうぜ!飯、飯〜〜」

元気よくホウキに乗って帰りだす二人の女。
夜空に浮かぶシルエットは何かを予知しているようだった。

 ::続く::