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　０００一話０００

　<頼まれたファーリー、困った願い>

　「ファーリーさん。」

今、私はトビラ作り職人さんに頼まれごとをされています。
それが…何と！

　「お願いします、今から…いえ、今日から、魔法学校へ通って下さい！」

　「トビラ職人さん。…其の事は受け入れます。ですが…依頼とは…」

　「依頼？其れはですね…禁忌の扉を作って欲しいのです。」

　「期間は…いつまでですか？」

　「其れが……１年間だけ上げます。もし作れなかったら…」

…私は、トビラ職人さんが、嫌いです…
嫌な仕事、押し付けるし、運命を、作り上げるし…
　
　「もし作れなかったら、魔法塾に行ってもらいます。」

そう。この人、大っ嫌い！
……もし、違う事をしたら、殺される…

　「一つ…二つ…一体いくつ依頼をしなかったのです？」

　「今度しきれなかったら……マジで…ヤバいですよ…」

　「ホントに…して下さいよね…」

今までの事。
ずっとこんなコト言われてきた。
…トビラ職人さんは、私をいじめるのが好きなのかな…

　「では…材料、渡しておきます…」

　「あーはいはい。アトリエに置いといて下さいねー」

　「その言い方…本当にやる気があるのです？」

　：：続く：：