二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: とんがりボウシ 〜お店〜 カラフルタウンの平和な夜 ( No.34 )
日時: 2011/12/27 12:55
名前: ^あずき^ ◆ktuOumAFjE (ID: Di8TedTz)

000二十一話000

 <完成!そして…移動?>

 「奇跡だ〜〜〜!まさか、扉が作られちゃったなんてー」

 「ファーリーさん、凄すぎ!」


凄い位歓声があがる。
だって、だって…………




扉が完成しました!

いつの間にか呼び出したのか、トビラ職人さんは大勢の人達を集めている。
まぁ、幸福感でいっぱいだよ。達成感でもね……!

バァァァァァァンンン。

なんかすごい爆発音がした。観客席の皆さん、ビビりまくり。
しかも、観客席からは、ポカーンと口をあけている人、
石化している人であふれている。

 「ちょ、ちょっと、早すぎたですかね〜」

其処に姿を現したのは青いペンギンの…ムーニだった。

 「ま、いい所でしゅね。扉を壊せば、この世界も終わる————だって、始まりと終わりの扉、でしゅもんねーー♪」

ニタニタしながらチョコチョコと跳ねまわった。
私は捕まえようとホウキを出した。
だけど…逃げられてしまった。

マッチの火を下に付けてね————!

 「ゆるせない、ゆるせん、ゆるせん、ゆるせ—————ん!」

そう言って燃えあがる炎をみて、皆は一斉に駆け出した。

 「なにぃ!空間が溶けだしているぞ!」

 「キャァ!逃げられない!」

と、そこへトビラ職人さんがやってきた。
何だか……怪しい。
だって、此処に皆を呼び出したのって……
危険な目に逢わせようとしたのと一緒なもんじゃない———!
ムーニの手下?それとも……
私の敵?

 「その通り。もうすぐ扉は燃える———ムーニを呼び出したおかげでね!」

 「じゃあ、もう、此処は、此処は————」

 「消えますよ。」

そう言ってトビラ職人さんはフッと笑った。
私は扉を持って、意味不明な呪文を唱えた!

 「まほう、みんな、あつまる!」

それと同時に、

 「まほう・みんな・はやい。」

と、天から聞こえたような気がした。
そして—————
皆は扉へ駆けだした。
「始まりと終わりの扉」に向かって。
そして、最後にこう言った

 「お母さん、お父さん、有難う。」


 ::続く::