二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: とんがりボウシ 〜お店〜 カラフルタウンの魔法学校 ( No.5 )
- 日時: 2011/10/23 08:34
- 名前: ^あずき^ (ID: .E2Zt8aM)
000三話000
<まず初めての授業>
キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン…
「では今から授業を始めます。3人はホイップさんの横の席の3つどれかに座って下さい。」
そうして、授業は始まった。
私には初めての授業だから、まだ緊張してるけど…
ちゃんと聞かなくちゃ。
「杖を差し上げますので、新しく入った3人、出てきて下さい。」
校長先生は相変わらず落ち着いた声でこう言った。
杖かぁ…やっぱ魔法使えるとかホントにどきどきするなぁ…
そんとき。ポワン。手紙が飛んできた。それは…ホイップからだった。
『杖は、フリーハンドにも、スコップにも、釣り竿にも、
虫取り網にも、ジョウロにも出来るよ!
魔法使いに変身して、フリーハンドで杖を振ると…
続きは授業の終わりのお楽しみですわ!』
「では、ファーリーさん。出てきて下さい。」
「はい…。」
瞳に緊張が走る。
一斉に皆がこっちを見た。あ〜キンチョーする〜。
一番上の段に上がった時…
校長先生は、驚いた顔をした。
「ファーリーさん…まさか貴方、…伝説の魔法使いですか?」
ドキッ。
「い…いえ、違うと思います…。多分…。」
「貴方は…トビラ職人さんに頼まれたのですよね?」
「え…。何をですか??」
「『禁断のトビラ作り』を…それを作れるものは…」
「?何ですか?」
「この世界にたった一人だけなのです。」
「……つまり、私が伝説の魔法使いと言う事なんですか?」
「それを見分ける事ができるのは、トビラ職人さんだけ…」
「証拠が…私にあるんですか?」
「もし作るとしても、たいていの魔法使いは死んでしまいます…」
「……死…ですか…」
其の時一瞬、周りが暗い雰囲気になった。
私は伝説…でなかったら、死ぬ…
そう考えただけで、うつむいてしまう。
でも、校長先生は、きっと私のコト、応援してると思う。
『禁断のトビラ』を、つくるのをね…
::続く::