二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 戦国BASARA 「気紛れカオス」  短編集  企画始動中 ( No.106 )
日時: 2012/03/15 13:20
名前: 明星陽炎 (ID: ozMnG.Yl)

中二病二つ名メーカーを在住するオリキャラでやってみて、それっぽく話を書いてみた。

※シリーズは無視です、ハイ。グロあります。


〜坂崎緋色〜
二つ名:天空に舞う混沌神

「…さあ、始めようか」
にっこり、彼女は笑った。
「まずは…如何して欲しい?」
笑顔の癖に溢れる殺気は生半可なものじゃない。
「この私に喧嘩を売ったんだ、当然何かしら覚悟を決めたはずだよな?」
…あっれー、可笑しいな。この人はたしか属性持ちじゃなかったはずなんだけれど。
足元の影が蠢いて見えるのは纏った殺気の賜物ですか?
「ふふふ、んじゃあ…五分の四殺しでどうかな?」
そういや、昔は修羅とか言われてたんだっけ、彼女。
今?寧ろ混沌神だよね。

…取り合えず俺は離れておこう。巻き込まれないように。

→…何ぞこれ。
一応佐助視点。緋色は何か悪役だったようです。



〜ソラ〜
二つ名:全能なる鮮血ノ執行者(Bloody Executioner)

地面が、空が、世界が…赤い。
そんな中、俺だけが蒼い。
(皆…?)
問いかけようとするのに、声は出なかった。
『オめでとウ!』
(!誰だ!!)
『知らナイはずナイでショ?主サマ』
腰にあった空っぽのボールが跳ねた。
『ダッテ、貴方サマが[我]ヲ使っテこの場所ヲ壊したンだカラ』
(俺が…壊した!?)
『ソウ。壊したノ』
瞬間、俺の目の前に降り立ったのは冷たい影。
『改めテ、オめでとウ主サマ。…覚醒せし、鮮血ノ執行者(Bloody Executioner)…[    ]のトレーナー。貴方はたった今、自ら繋がりを断ち、我が主たることを選ばれた』
(繋がりを…)
蘇る記憶、鮮血。
(…あ…あぁ…!)
嘘じゃない実感、纏わりつく。
(そんな…!皆!!政宗ぇ…っ!!)
『何を戸惑う、主様』
もう涙など出ないというのに。
その冷気が言うとおり、狂乱しそうなはずの心中とは一変して。
俺の表情は凍りついたように無表情だった。

→だから何ぞk(
ソラがまさかの…うん、ないわ。


〜酒井奈津〜
二つ名:天駆ける龍撃剣(The Doragonikk Buster Sword)

「こっちは粗方終わったか…?」
呟いた声に反応するように声が上がる。
「なら手伝え阿呆!」
「Ah?何言ってやがる、手前ならそんくれー一人で片付けられんだろ?」
肩を竦めて言えば、その声は「よしすぐ片付けてオメーを殺る」と続き、怒号の中に掻き消えていった。

「…政宗様、よいのですか?」
「何がだ?」
腹心の問いに(意味は分かってるが敢えて)問い返すと、彼は眉間の皺を深くして答えた。
「…あやつは、おなごですぞ」
「Yes,だが同時に俺の部下だ」
ニヤリと笑って答えれば、彼は溜息を吐きつつ彼女の戦う姿に視線を向ける。

「最近、あやつにも二つ名が付いたのをご存知ですか?」
婆娑羅によって吹き荒れる暴風に敵兵が吹き飛ぶ様を見ながら小十郎は言った。
「Ah?知らねえな」
奈津が喚く様に口を開け閉めしているのが見えたが生憎奴自身の婆娑羅の所為で全く聞こえない。
「『天駆ける龍撃剣』と」
「Ha!The Doragonikk Buster Sword,ってか?」

「余裕かましてンなら手伝えっていってんだろこの阿呆眼帯ィィィィィイ!!」

→奈津さんは筆頭の部下だそうです。
戦えるのかコイツ…?









おまけ。
〜明星陽炎〜
二つ名:蒼天に舞う魂ヲ狩ル執行者(Soul Executioner)

「…やれやれ」
影がひとつ。
「何で自称引きこもり紳士の俺がこんな場所に派遣されたの?馬鹿なの?死ぬの?」
森の中、一際高い木の天辺で黒いコートをはためかせながらぶちぶちと呟いていた。
「どうせなら仕事少なそうな世界がよかった…何だっけあそこ、ほら、何か魔獣がいっぱいいた世界」
長い黒髪をぐしゃぐしゃと掻き回すその存在は誰に語るともなく喚き続ける。
「ふわもこからガチムチまでktkr!だったよな…テラうらやましす…!」
掻き毟るようなその仕草で、元から癖の強い髪はさらに目もあてられない状況だが、影は気にした風もない。
「引き換え此処は…よりによって乱世!今日も明日も仕事詰め!!」
叫び声が反響する。——幸い今は此処には誰もいない。
一通り叫びきると満足したのか、影は顔を上げた。
眼鏡が暁を反射し、その奥の細い黒目が細められた。
「さあ…て、仕方ないから仕事しますか」

瞬間、影は掻き消えた。